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【ウォルマート】、労働組合は癌!カナダのオートセンター部門を閉鎖
ウォルマートは16日、カナダの店で、労組を結成しようとしたスタッフが働くオートセンター部門を閉鎖したと発表した。閉鎖された部門は、ケベック州ガティノーにあるウォルマートのオイルやタイヤ交換を行うオートセンター部門。ケベック州労使関係委員会が8月、ウォルマートに協約交渉を行うように指導後、この部門で働く8人が国際食品商業労働組合(UFCW)に加入していた。部門閉鎖により、オートセンターのスタッフは他部門や他店へ移動となるという。
ウォルマート・カナダのスポークスマンは「労組を結成しようとしたスタッフが要求する30%以上の賃上げでは、私たちのお客様にお値打ちなものを提供できなくなる」と発表している。
ウォルマートはカナダで300店以上を展開し、7.7万人が働いている。
08年8月3日 - 【ウォルマート】、オバマ氏を大統領に選んじゃダメ!
⇒ウォルマートから見れば労働組合は「癌」でしありません。労働組合との交渉の結果、人件費が上昇すると、値上げをせざる終えず、結果的に競争力の低下につながりますから、是が非でも労組の組成は阻止しなければならないわけです。労働組合があることで生産性が飛躍的に向上したという事例も聞きません。一般消費者からすれば値上げは困るわけですから、ウォルマートは世論を気にすることなく癌撲滅に励みます。
⇒ここ数年間でウォルマートに対する世間の見方は大きく変わりました。3年前、ウォルマートの従業員は低賃金で、医療費も払えないから、結局は州財政の負担となるという考えが浸透しつつありました。2年前にはウォルマートを狙い撃ちしたメリーランド州の法案(従業員を医療保険に加入させる法案)もありました。その後、ウォルマートはPR会社を雇いイメージを刷新するとともに、格安の医療保険の従業員に提供したりイメージ改革を続けていました。
06年7月21日 - ウォルマート、『ウォルマート法案』で勝訴!?
⇒今ではウォルマートに対する批判もそれほど聞かなくなりました。生活費が上昇するなかで価格を抑えているウォルマートにトレードダウンする客も増え、売上も増加、株価にそれが反映され投資家も満足しています。家計が厳しい消費者にとってウォルマートが提供する激安価格はありがたい。したがって、世論も以前ほど労働組合を潰すウォルマートに批判的ではないのです。
08年10月5日 - 【セブンイレブン】、赤か青のどちらのコーヒーカップ?大統領選プロモ発動
⇒ただしウォルマートにとっての頭の痛いことは、大統領選挙で現在、オバマ氏支持がマケイン氏支持を圧倒しているということ。署名を集めることで比較的簡単に労働組合を結成できる法案『被雇用者による自由選択法案(Employee Free Choice Act)』を押しているオバマ氏が大統領になり、この法案が成立すると、癌の増殖スピードが急激に速まる危険性があるからです。どういう処置をするのか、それはそれで面白いのですが...
「もぐらたたきゲーム」や「細菌撲滅ゲーム」で今のところ圧勝しているウォルマートが、一段上の難しいステージに上がったらどんな技でゲームをクリアするのでしょう?
Posted by usretail at 05:31 │Comments(0) │TrackBack(0) │ウォルマート&ターゲット