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(回答先: 日本の借金が日本全体の貯蓄を上回っている事を意味しています。 >>不良債権がまだあるということですか? 投稿者 hou 日時 2008 年 8 月 28 日 00:25:53)
不良債権がまだあるともいえますが、所得が減少していくと、返済できなくなるので払えない債権が増えていきます。デフレは不良債権をなくそうとしてもどんどん増えていく循環でもあります。景気を回復させ、経済を拡張させると、不良債権が減少していきます。
バブルの崩壊で大借金が出来、資金の大部分が借金の返済に回り、消費に回る資金が生産能力に比べて急速に減少した事を意味しています。各家庭や企業が持っていた貯蓄額より借金額が勝ってしまったのです。
例えば、ゴルフの会員権が5千万から5百万に下がると4千5百万の借金が出来返す必要があります。株価も一時3万円近くいきましたが、日経平均が1万5千円程度に一挙に下がりました。地下も半値以下に下がったままです。
担保で借りていた人達が担保が激減した分を返さなければならなかったのです。これが資金が減少した原因です。これが消費の足を引っ張り、縮小再生産を招きデフレに入っていったのです。
今のサブプライム問題も同様のことがいえます。
不良債権というのは、一時にかなり処分しても景気が悪くなると、再び増えるものです。いたちごっこになるので、不良債権の処理に心奪われてはなりません。消費不足を補う政策を取り、実体経済を下支えする事により、デフレは止まります。
日本は消費不足を補う政策をせず、生産量を刺激する政策を取り続け、国民負担を増やしたことが、さらなるデフレをもたらしました。
ちょっとくどくなったかもしれませんが、これが私の性分だと思います。お許しを。
一言主