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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=a_D70m.FigZA&refer=jp_news_index
米ファニーとフレディ、株価急落-バロンズ紙が政府救済の公算指摘(3)
8月18日(ブルームバーグ):18日の米株式市場では、米住宅金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の株価が急落。米政府が両社の救済を余儀なくされ、普通株の株主の権利がほとんどなくなるとの懸念が背景。
ファニーメイ株は22%安、フレディマック株は25%下落した。投資週刊紙バロンズによると、ブッシュ政権は両社が信用損失の補てんに必要な増資を実施することができず、政府は資本注入を余儀なくされると考えている。同紙は両社の時価総額が、信用力を高めるために調達が必要な最低資本である100億ドルを大きく下回っていると指摘している。
バークレイズ・キャピタルの債券戦略責任者、アジェイ・ラジャディアクシャ氏は18日の電話インタビューで「当社は米財務省が救済に乗り出すとの観測に同意する。それは第3四半期の終わりまでに起こる可能性が非常に高い。政府救済がなければ、フレディマックが大規模な増資を完了できる確率は非常に低い」と述べた。
バロンズ誌は匿名を条件にしたブッシュ政権高官の話として、両社が増資に失敗した場合に備え、政府は公的資金の注入を計画していると報道。政府救済は優先権の高い配当付き転換優先株が含まれる可能性があり、その場合は既存普通株の株主の権利がほとんどなくなる恐れがあると伝えている。
ポールソン米財務長官は7月、議会に求めていた住宅金融公社救済の権限を得たが、実際の救済は必要ないとの見解を表明している。
財務省のザッカレーリ報道官はこの日、「憶測にはコメントしない。長官がこれまで述べているように、救済権限を行使する計画はない」と語った。
ファニーメイ株は前週末比1.76ドル安の6.15ドルと、1989年5月以来の安値で終了。フレディマック株は1.46ドル下げ、91年1月以来の安値となる 4.39ドルで終えた。ファニーメイは年初から時価総額の85%を消失。フレディマックは87%を失っている。