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8月12日(ブルームバーグ):住宅関連のインターネットプロバイダー、米ジロー・ドット・コムの調査によると、過去5年間に米国で住宅を購入した人のうち3分の1近くが、住宅ローン残高が住宅の現在価値を上回る「ネガティブ・エクイティ」の状態にあることが分かった。
同社によれば、4−6月(第2四半期)の住宅価格は前年同期比9.9%下落し、少なくとも12年間で最大の下げとなった。また、住宅価格(中央値)は20 万6919ドル(約2280万円)で、2004年10−12月(第4四半期)以降で最低。この結果、住宅保有者の29%が「ネガティブ・エクイティ」に陥っており、特に住宅市場がピークにあった06年に購入した人の場合は、その割合が45%に達している。
同社によれば、こうした状況から住宅保有者は売却益を出すのが難しくなっており、過去1年間に住宅を売却した人のうち4分の1近くが損失を出している。同社のスタン・ハンフリー副社長(データ分析担当)はインタビューで、住宅保有者の一部は売却損に耐え切れず、貸し手の銀行に担保の家を差し出す結果、差し押さえ率が上昇していると指摘した。