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ドル安トレンドは転換点に (8月8日 日経ヴェリタス)
ポール・メゲシー氏(08/8/8)
JPモルガン・チェース シニア通貨ストラテジスト
http://veritas.nikkei.co.jp/marketeye/index.aspx?id=MS3Z08009%2008082008
世界の為替市場ではドルに対するセンチメントが明らかに変化している。ドルは過去4カ月にわたり、さまざまな通貨に対して底値を固め、6年続いた下落トレンドにようやく終止符が打たれるとの期待が高まってきた。
ドルの反発を見込む理由として最も説得力があるのは、米国以外の多くの国々で景気が著しく減速していることだ。信頼感の低下は欧州で最も顕著だが、オーストラリアとニュージーランドにも影響が及んでいる。ドルが昨年下落したのは、米国が信用収縮の影響を真っ先に受けたためだ。だが、米政府および連邦準備理事会(FRB)による積極的な政策対応により、米経済は他国に先んじて回復に向かう可能性が高まった。
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NY外為(8日):ユーロは8年ぶり大幅安、ECBの利上げ観測後退(2)
(8月8日 ブルームバーグ)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=ao5gTnDuzUrI&refer=jp_top_world_news
8月8日(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場のユーロは対ドルで6カ月ぶり最安値。下落幅はほぼ8年ぶりの大幅だった。ユーロ圏経済が鈍化するなか、欧州中央銀行(ECB)による利上げ観測が後退したのが背景。
ユーロは対ドルで2月以来初めて1ユーロ=1.50ドル水準を割り込んだ。トリシェ総裁は7日、政策金利決定後の記者会見で、7−9月(第3四半期)までの成長が「特に弱い」との見通しを示した。主要6通貨に対するドル指数は2月以来の高水準。原油相場は3カ月ぶりの安値に下げた。銀は1月以来の安値、銅相場は週間ベースで3月以来の大幅安となり、インフレ懸念が弱まった。
米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの世界為替調査責任者、ジェームズ・マコーミック氏(ロンドン在勤)は「欧州から伝えられる悪いニュースは米国発の悪いニュースを上回っている。こんなことは昨年夏に金融危機が始まって以来、初めてだ。米国には非常に強い資本流入も見られる」と指摘した。
ニューヨーク時間午後3時33分現在、ユーロは対ドルで前日比2%下落し1ユーロ=1.5010ドル(前日は同1.5325ドル)。一時は1.499 ドルと、2月26日以来の安値を付けた。一時は2.13%安と、1日の下げ幅としては2000年9月6日以来の最大となった。
ユーロは対円では1ユーロ=165円46銭(前日は167円70銭)。ドルは対円で0.7%高の1ドル=110円23銭。一時は同110円36銭と、1月2日以来の高値に上昇した。
移動平均
ゴールドマン・サックス・グループのテクニカルアナリスト、ケビン・エッジレイ氏(ロンドン在勤)は8日付リポートで、ユーロは対ドルで1ユーロ=1.53ドルを割り込み、200日移動平均水準の1.5226ドルも下回ったことから、「ドルのセンチメントが著しく変化している」と指摘。さらにユーロの1.46ドルへの下落が示唆されるとの見方を示した。ユーロが200日移動平均水準を割り込んだのは2006年以来初めて。
ユーロは7月15日に1ユーロ=1.6038ドルの最高値を付けて以来 6.5%下げている。
バークレイズ・キャピタルの為替ストラテジー世界責任者のデービッド・ウー氏(ロンドン在勤)は「対ドルでのユーロの劇的な下落に関し最も重要な点は他の市場からの裏付けがないことだ」と指摘。「過去数年間のユーロ・ドル相場の典型的な要因のどれも、これほどの値動きを説明できない。このため市場参加者はテクニカル主導の動きだと結論付けている。この観点から、現在の動きは持続可能だとはみていない」と語った。