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三井鉱山は新日鉄が12%強の株式を保有
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-32965320080729
[東京 29日 ロイター] 新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)八幡製鉄所(福岡県北九州市)は、コークス炉の火災で一時休止していた冷延や焼鈍など生産工程の一部を再開する準備を開始した。ただ、高炉については、再開のメドは立っていないという。広報担当者が明らかにした。
電力用に使用している三井鉱山(3315.T: 株価, ニュース, レポート)からのコークス炉ガスを生産工程に使用することで合意し、供給の準備を始めた。三井鉱山は新日鉄が12%強の株式を保有しており、北九州事業所が八幡製鉄所の近くにある。広報担当者は「コークス炉ガスを生産工程に引っ張ってくる準備を始めた」と述べ、コークス炉ガスを使用する冷延や焼鈍、メッキなどの工程は再開のめどが付いたという。
ただ、高炉については「いつ再開できるか分からない」と述べている。八幡製鉄所は、火災の影響でコンピューターシステムが停止し、高炉へ送風を止めた。これにより、粗鋼生産は一時休止の状況となっている。
新日鉄八幡製鉄所では、29日早朝に火災が発生した。午前6時37分頃に第5コークス炉内のベルトコンベアー付近で出火を発見。八幡製鉄所関係者によると、コークスを運ぶベルトコンベアーが落下してガス管を傷付け、ガスに火が付いた。
地元警察によると、ガス管内のガスが燃え尽きるのを待つため、鎮火には20時間程度かかるという。午後7時過ぎの時点では鎮火していない。
八幡製鉄所は2007年度の粗鋼生産量401万トンで、連結ベースの粗鋼生産3623万トンの約11%を占める規模。1513万平方メートルの敷地で、2948人の従業員がいるが、けが人は出ていない。
(ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)