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7月11日(ブルームバーグ):欧州株式相場は下落。ダウ欧州株価指数は3年ぶり安値を付けた。原油相場高騰に加え、米住宅金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が資金不足に陥ったとの懸念が強まったことが背景。英株式の指標、FT100種指数がこの日、弱気相場入りした。
独高級車メーカーのダイムラーと、仏蘭系航空会社、エールフランス・KLMグループは下落。原油相場がバレル当たり147.27ドルまで上昇し、過去最高値を更新したことが嫌気された。仏銀クレディ・アグリコルは2002年来で最大の下げとなった。11日付の仏紙ルモンドは、同行のジョルジュ・ポジェ最高経営責任者(CEO)が辞任する可能性があると報じた。
米当局がファニーメイとフレディマックの救済を余儀なくされるとの懸念を背景に、ダウ欧州株価指数の銀行指数は下落し、5年ぶり安値を付けた。
M・M・ウォーバーグ(ハンブルク)のチーフ投資ストラテジスト、カールシュテン・クルーデ氏は「ファニーメイとフレディマックの先行きをめぐり市場は動揺している。原油価格が過去最高値を更新したことも、相場への重しとなる」と指摘した。
ダウ欧州株価指数は前日比2.7%安の270.36と、05年6月6日以来の安値で終了した。週間ベースでは3.3%下げ6週続落となった。1月以来で最長の下げ。
11日の西欧市場では、ノルウェーを除く17市場で株価指数が低下した。ダウ欧州50種株価指数は2.7%安、ダウ・ユーロ50種株価指数は2.6%下げた。
ダイムラーは3.2%安。エールフランスは7.9%下げた。原油相場は5ドル強上昇し過去最高値を付けた。
クレディ・アグリコルは9.8%安と、02年9月以来で最大の値下がり。同行取締役会は、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン損失に伴う過去最大の損失に関し、ポジェCEOの進退を15日に決定するという。
ダウ欧州株価指数の銀行指数は4.3%安と、03年5月以来の安値まで下げた。年初来では18産業グループのなかで最大の下げとなっている。
英独仏の株式指標
英国FT100指数は前日比145.2ポイント(2.7%)安の5261.6。FTオールシェア指数は同70.54ポイント(2.6%)下げて2660.86。
ドイツのDAX指数は151.70ポイント(2.4%)下げ6153.30。HDAX指数は78.95ポイント(2.4%)安の3151.78。
フランスのCAC40指数は130.92ポイント(3.1%)低下し4100.64で終了した