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http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2008/06/12/20080612e_01.html
小麦粉、食用油、乳製品など食料品原材料の高騰が続いている。室蘭市内の料理店や食品製造・販売の関係者、消費者からは「厳しい」「いつまで続くのか」という嘆きの声が上がり、対策に苦慮している。
幸町の憩食堂(福田幸子代表)は4月1日からランチ価格を50円値上げした。野菜料理が多く、配達も担う同店にとって原材料、野菜、ガソリンの高騰というトリプルパンチは痛手だ。福田代表は「やむを得ない値上げだが、利益を考えず、これからも健康的で安くておいしい料理を提供したい」と語る。
白鳥台の通所授産施設あけぼの(荒井昌彦施設長)も4月1日から、パンの販売価格をおおむね5―20円値上げした。客離れを防ぐため、あんぱんやメロンパンなど人気の5品目は逆に5円値下げした。荒井施設長は「顧客に老人ホームや障害者施設が多いので、手ごろな価格で提供したい。が、うちの利用者の給料確保も必死」と頭を悩ませる。
市内の料理店経営者が多く所属する北海道全調理師会室蘭支部の市原正雄事務局長は「原材料の高騰は厳しい。だが料理の値段を上げたり量を減らしてしまうと、お客さんは離れてしまう。各店で企業努力しています」と苦労をにじませる。
室蘭消費者協会の手塚芳野会長は「まだ値上がりが続くのか、家計が苦しい、という市民の声を聞く。特売日に合わせて買い物するなど工夫するしかない」と顔を曇らせ、「食品の価格調査をして業者との懇談会を設けたい」と話している。
(成田真梨子)