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【ニューヨーク=松浦肇】米大手証券リーマン・ブラザーズは9日、3―5月決算の最終損益が約28億ドル(2900億円強)の赤字になるとの見通しを発表するとともに、60億ドルの緊急増資を実施することを明らかにした。四半期ベースの最終赤字は上場以来初めて。1―3月で峠を越えたとの見方もあった信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題をめぐる金融機関の損失計上が、3―5月もなお続く状況を示した。
リーマンが計上したサブプライム関連の追加損失は約40億ドル。主な内訳は、住宅ローン関連で20億ドル、商業用不動産関連で11億ドルなど。今年に入って米住宅市場では、差し押さえや住宅担保ローンの延滞率が上昇しており、債務担保証券など証券化商品を組成する段階で抱えた在庫に評価損が発生した。
手数料、金利、キャピタルゲインの合計である純営業収益(粗利益に相当)も、追加損失計上などの影響で6億7000万ドルの赤字(前年同期は55億ドルの黒字)に転落した。 (22:40)