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【サンクトペテルブルク=坂井光】ロシアのメドベージェフ大統領は7日、政府主催のサンクトペテルブルク国際経済フォーラムで演説した。世界的な食 料不足への対応を巡り「多くの国が採用した輸出規制は長期的には問題を深刻化させる」と指摘し、小麦などに輸出関税を掛ける現在の政策路線を軌道修正する 考えを強調。穀物の輸出関税撤廃の検討を進める意向を表明した。
5日に閉幕した食料サミットで、貿易障壁削減の具体策の意見を集約できなかったことなどを踏まえ、食料問題の克服へ「各国の行動を調整 し、対策をつくることを提案する」とも言明した。7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)などを控え、穀物輸出国の議論を主導し、発言力を高める狙いもう かがえる。
ロシアは国内の価格安定を主目的に昨年10月から小麦、大麦などに10%の輸出関税を課し、1月下旬には、これを7月1日までの期限つ きで40%に引き上げた。大統領は「(輸出規制は)短期的に国内市場を安定化させる」と説明したうえで、路線転換する時期にきていると訴えた。 (07日 23:55)