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プライマリーディーラーの流動性アクセスを拡大すれば、規制強化が必要
=米FRB副議長(ロイター)2008年 05月 30日 09:50 JST
[ワシントン 29日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のコーン副議長は29日、プライマリーディーラーの流動性アクセスを拡大すれば、規制強化が必要になるとの見解を示した。
ニューヨークで行われる会議での講演準備原稿の中で述べた。
同副議長は「FRBの流動性対策の存在は、金融機関が自主的に流動性を維持しておくという通常のインセンティブを脅かす可能性があり、流動性へのアクセスが拡大し、市場規律が緩和すればするほど、注意深い規制の強化が必要になる」と指摘。
「プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)の重要性と彼らの流動性圧力に対する弱さについてわれわれが学んだことに応じた規制が必要なことは疑いない」との認識を示した。
FRBは、証券大手ベアー・スターンズ(BSC.N: 株価, 企業情報, レポート)を事実上の破たんに追い込むなど2008年初めに米経済を脅かしたクレジット危機に立ち向かうため、金融システムが正常に機能し続けるよう、プライマリーディーラーに対し、資金と安全な米国債を供給する特別な流動性対策を講じた。
コーン副議長は、クレジット市場の凍結解除を目的としたFRBの資金入札は「われわれが失うべきでない重要な新制度だ」と述べ、この措置は、FRBから借り入れを行えば苦境に陥っていると市場に受け止められるという金融機関の懸念を緩和したと指摘した。
また、各国中銀との協調は続く見通しだと語った。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-32026820080530