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http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-32102820080604
[パリ 4日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は4日、経済協力開発機構(OECD)の会議で講演し、最近の金融危機によって市場の透明性の重要さが明らかになるとともに、景気の山と谷のサイクルを増幅する金融市場の慣行によりリスクがもたらされることが分かったと語った。
総裁は「一部の規則や規制が、好・不況を増幅する行動につながる」と述べ、あまりにも景気循環寄り(PRO-CYCLICAL)な金融市場の規則や慣行については変更するよう訴えた。
さらに、監督当局は景気拡大期より、その後の困難な時期にプルーデンシャル規制(健全性規制)を強化する傾向があると付け加えた。
金融市場の危機については、フォワードルッキングに、可能な手を打つと述べた。
また、この演説での発言を5日のECBの決定を予想する材料として解釈すべきでないと語った。
公開市場操作については、流動性の需要をならす目的で実施しているものであり、ユーロシステムの流動性対策が金融機関の流動性アクセスを支援してきたと指摘した。
また、現在の金融危機には世界的な対応のみが有効との考えを示した。