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【シカゴ=毛利靖子】米商品先物取引委員会(CFTC)は3日、農産物市場の監視を強化すると発表した。価格形成への影響力が増している投資ファンドの動きを把握できるリポートを7月から毎月公表する。年金基金の商品投資の受け皿となっているインデックスファンドに対する規制緩和も見合わせる。相場操縦の疑いで綿花先物取引の調査にも着手した。
インデックスファンドの売買動向について、商品を組成し、委託を受けて売買を代行する金融機関などに詳細な報告を求める。そのうえで取引参加者が投機目的か実需に基づいて行動しているのかを分類し、両者の動きが分かるリポートを公表する。
CFTCはこれまで、インデックスファンドが特定の農産物に集中投資しないことを条件に、市場参加者に課してきた持ち高制限を免除するなど規制緩和を検討してきたが、こうした優遇策を撤回する。流動性の低い市場に大量の投資マネーが流入した結果、農産物の先物価格が乱高下し、農家や食品会社の経営に影響を与えているとみているためだ。(16:03)