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【ワシントン=藤井一明】米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は3日、経済の見通しについて講演し「今のところ政策は適度な成長と物価の安 定に向けて適切な状況にあるようだ」と語り、金融政策の現状を追認する考えを示した。最近の原油高などを踏まえ「商品相場が上昇を続けることはインフレの 見通しにとって重大なリスクとなる」と語り、FRBがインフレの動向を深刻視していることを強調した。
議長の発言はFRBが今月下旬に予定している米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、利下げの休止を強く示唆した内容。金融不安を背景にした急激な金融緩和は大きな転換点を迎えた。
議長は昨年8月以降、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題をきっかけに混乱が広がった金融市場については「最近は機 能の改善がみられるが、なお緊張は残る」と慎重な見解を表明。景気の見通しに関しては低いプラス成長をたどったあと、「2008年の後半はいくぶん改善す る」と緩やかな回復軌道に戻るとの見方を保った。 (03日 22:53)