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マスターカード、長期の業績見通しを引き上げ
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)29日の米株式市場で、クレジットカード大手の米マスターカード(NYSE:MA)が大幅上昇した。長期の業績見通しを引き上げるとともに、4−6月期も好調を維持していると明らかにしたのが好感された。
マスターカード株の29日終値は前日比22.11ドル(7.71%)高の309.00ドル。一時は316.96ドルまで値上がりし、過去最高値を更新した。
同日開催した投資家向けの年次説明会で、同社は年間伸び率見通しとして純利益は20−30%、収入は12−15%を見込むとした。営業利益率は3−5ポイント伸ばすとしている。
2006年の上場時に示した目標を撤回した1月まで、同社は年間平均伸び率の見通しを純利益が15−20%、収入が8−10%、営業利益率が1−2ポイントとしていた。
また、同社は4−6月期について、マスターカードブランドのカードによる支払額の伸びがこれまでのところ07年4−6月期(前年同期比13%増の5550億ドル)を上回っている、とした。
マルティナ・ハンドメジーン最高財務責任者(CFO)は、ダウ・ジョーンズ経済通信とのインタビューで「米国内の成長は鈍っているものの、海外での伸びは維持あるいは加速している」と述べた。マスターカードは売り上げの約半分を米国外で上げている。
昨年の信用危機発生以来、マスターカードや米ビザ(NYSE:V)などのクレジットカード会社は金融サービス業界のなかで唯一の明るい分野となっている。貸付業者や銀行とは違い、マスターカードとビザは消費者に実際に与信枠を提供することはない。
さらに、商品・サービスの購入でクレジットカードやその他の現金以外の支払い方法の利用を消費者が増やす傾向が続くなか、ビザやマスターカードといったカード発行会社の事業と市場シェアは拡大の一途をたどっている。米住宅市場の落ち込みが始まって以来、提携金融機関の大半が事業縮小や従業員数削減、ローン組成の抑制に努めているのとはまったく対照的だ。
ハンドメジーンCFOは「当社とその事業のグローバル性、顧客へのサービスのあり方が純収入と純利益の伸びにつながっている」と語った。
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