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CEOの報酬は社員の180倍〜格差は広がる一方(USFL)
更新2008年05月14日 18:47米国東部時間
企業経営者と従業員の報酬格差が過去最大となり、一部で従業員の士気や生産性の低下などを招いていることが、連邦議会調査部の調べで分かった。
ウォールストリート・ジャーナルによると、2007年は最高経営責任者(CEO)の平均報酬が従業員の平均報酬の180倍以上で、1994年の90倍から格差が大幅に拡大した。調査は大手企業200社を対象に行われ、給料やボーナス、株式オプションなど長期的な報酬を含む経営者の直接報酬の中間値は880万ドルだった。
経営者はこうした報酬のほか、充実した内容の医療保険や運転手付きの車など多くの特別待遇を受けている。ガソリン代、医療費、教育費、食費など日々の出費に頭を痛める一般労働者には、いつかはそんな地位に就きたいと、企業や業界を転々を移動しながら階段を上ろうとする人も多い。
ハーバード・ビジネススクールのラケシュ・クラナ准教授は、「経営者が社内の人材不足を語る時、それは社員の士気不足を意味する。しかしその一因は不公平な報酬にある」と指摘する。
企業統治の専門家、株主、CEOの一部には、他社のCEOと比べるのではなく、独自の賃金原則を用いたり、上級幹部の何倍以内というように上限を設定して均衡を図るべきといった声も出ている。複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)のジェフリー・イメルトCEOは「カギはCEOと上級幹部25人の給料の比較。CEOに幹部の何倍分を支払うかは議論の余地があるが、20倍は明らかにおかしい」と話した。
イメルトCEOの場合、25幹部の2〜3倍だというが、それでも具体的には、基本給330万ドル、ボーナス580万ドル、その他の報酬39万6247ドルに加え、プラン・ベースの報酬が470万ドルに上る。これに対し保険会社アフラックのダン・エイモスCEOは、「社員の忠誠心やチームワークを促進する最善の方法は、全社員の給料を企業の業績と連動させること」と見ている。
http://www.usfl.com/Daily/News/08/05/0514_012.asp?id=60680