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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31699320080508
世界的なインフレの脅威が再来＝ＩＭＦ筆頭副専務理事
［ニューヨーク ８日 ロイター］ 国際通貨基金（ＩＭＦ）のリプスキー筆頭副専務理事は８日、物価が長期間安定した後に世界的なインフレが再来しているとの認識を示し、収拾がつかない状態になり始めた場合、政策担当者は積極的に対応すべきと述べた。
同理事は、エネルギーや商品価格の高騰は世界経済に危険な影響をもたらすと指摘。
「全般的なインフレ圧力の兆しは、過去数年間に達成された世界的な安定拡大が犠牲にならないよう、断固とした政策対応をとることを正当化する」と話した。
成長減速の影響は米国で最も実感されているが、減速は世界的にみられるとし、このような背景のなか、インフレ懸念が再浮上していると述べた。
ＩＭＦは、世界が１９７０年代のようなインフレスパイラルを経験することはないと楽観しているとしながらも、そのような悲惨な状態に陥るリスクも排除できないと指摘。
エネルギーなど商品相場の上昇は基本需要の増加を一部反映しているため、予見し得る将来において上昇が長引く可能性が高いと話した。
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