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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=aRSXK7wbVVmE&refer=jp_europe
5月7日(ブルームバーグ):スイスの銀行最大手UBSは、米司法省から顧客の脱税扶助の有無で捜査を受けていることを明らかにした。またUBSは7日までに電子メールを通じて、同行の従業員1人が重要参考人として一時拘束されたと発表した。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によれば、拘束されたのは米州の富裕層資産管理部門責任者マーティン・リエヒティ氏(チューリッヒ在勤)。UBSの広報担当ロヒニ・プラガサム氏はFTの報道に関してコメントを控えた。リエヒティ氏からのコメントは得られていない。
UBSは6日、資産運用・富裕層資産管理事業の預かり資産が2008年1−3月(第1四半期)に128億スイス・フラン(約1兆2800億円)の純減となったことを明らかにした。純流出は約8年ぶり。富裕層向けプライベートバンクへの新規資金流入は同四半期に前期比82%減少した。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連の巨額評価損が評判に影を落としていることがうかがわれる。
UBSの米プライベートバンク部門はウェブサイトで、「税負担の最小化」を含む目標を掲げている。ドイツの検察当局も3月、UBSが顧客の税金逃れに協力した疑いでの刑事捜査を検討していることを明かにしていた。
アトランティス・インベストメント・リサーチで運用に携わるエドウィン・マーナー氏は「UBSにとって最悪の事態だ」として、「UBSがドイツと米国の税務当局に情報を漏らすと考えれば、顧客は逃げ出すかもしれない」と話した。
スイス時間午前11時40分(日本時間午後6時40分)現在、UBS株は 1.8%安の34.58スイス・フラン。
UBSの発表によると、米司法省は同行のスイス在勤アドバイザーが米国の顧客に対し2000−07年に提供したサービスに関し調査している。また、米証券取引委員会(SEC)も、米国の顧客にアドバイスを行った複数のスイス在勤のUBS従業員が、義務付けられているSECへの登録を怠ったかどうかを調査しているという。