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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31649120080506
[バーゼル(スイス) 5日 ロイター] 国際決済銀行(BIS)の主要国中央銀行総裁会議(G10)は5日、食品・商品価格の高騰が世界的にインフレを押し上げており、気を緩める余地はないとの認識で一致した。
議長を務めたトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は記者会見で「原油・エネルギー価格高の継続や、食品・農作物をはじめとする商品価格の全般的な上昇による影響で、インフレリスクは深刻だ。例外なくすべての国の経済に表れている」と述べ、世界的なインフレに懸念を表明した。
「食品価格はわれわれが継続的に指摘している問題の1つだ。エネルギー価格や金属価格、多くの商品価格に加わる新たな要素だ。世界的に非常に重要な現象になっている」と指摘した。
トリシェ総裁は、市場の混乱により主要国経済は減速しているものの、新興国経済が底堅いことから、世界経済の成長は今後も堅調との見方を示した。その一方で「いかなる点でも気を緩めている場合ではないと各国中銀は考えている」と述べた。
今回の会議では、新たな資金供給策に関する協議を行わなかったが、協調体制を維持しているとした。
為替相場をめぐる問題は取り上げられなかった。7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)メンバー各国は、為替についてこれまでに立場を明確にしていると総裁は述べた。