★阿修羅♪ > 国家破産56 > 336.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
一部で金利据え置き見通しも出てきたFOMC(山岡和雅のダックビル為替研究所)
2008/04/28 (月) 12:08
日本では、明日からGWがスタートいたしますが、
外国為替市場は、
いつもどおり開いております。
5月1日はメーデーで欧州がお休みになるなど
日本以外も祝日が入るので、
いつもよりも参加者は少なめなのですが
意外とこの時期は大きく動くもの。
1995年にドル円が80円を割り込んだのもこの時期でした。
特に今週は、
29.30日に米FOMC(連邦公開市場委員会)、
2日に米NFP(非農業部門雇用者数)と
米国発の重要イベントが二つ控えており
大きな動きが出るかもしれません。
今回のダックビル為替研究所では、
まず最初のイベント
米FOMCについて見て行きたいと思います。
今回のFOMC、
今月始めごろまでは
0.25%の利下げ見通しで市場がほぼ一致。
一部に0.50%の大幅利下げ見通しもあるものの
まぁ、さすがにそこまではという感じもあって
波乱の少ないものになるとの見方が大勢でした。
しかし、
先週の新規失業保険申請件数の大幅な改善に代表されるように、
このところ米経済指標が堅調。
米景気の先行き見通しが持ち直してきました。
原油価格の高騰などの影響で
もともとインフレ懸念が高いところに、
景気見通しが持ち直してきたことで、
利下げへの思惑が急速に後退してきているようです。
現状では、
大幅な利下げ見通しがほぼ消滅。
依然として0.25%の利下げが大勢ではあるものの、
一部で金利据え置きの思惑が出てきています。
金利先物市場での動きをチェックしてみると
先週始め頃から
据え置きの織り込みが少しずつ強まってきており
先週末の段階では、
据え置きを約二割程度見込んだ動きとなっています。
8割程度は依然0.25%の利下げを見込んでおり、
利下げ見通しが大勢という状況は崩れていませんが、
据え置きの可能性を意識する必要はありそうです。
予想される為替市場の反応としては
金利据え置きでドル買い、
0.25%の利下げの場合は、声明内容次第といったところ。
今回の声明において、
利下げを一旦打ち止めという示唆が含まれてくるようだと
先週半ばから強まるドル買いの流れが継続。
打ち止めの示唆が無く、前回までと大きな変化が見られないようだと
ドル売りという反応が予想されるところです。
今月始めまで市場の大勢を占めていた
0.25%の利下げ&声明に大きな変化無しで
ドル売りになる可能性がある点も、注意しておきたいポイントですね。
発表は
30日現地時間午後2時15分。
日本時間の1日午前3時15分です。
GW中のそんな時間に相場を見てられないという方も多いでしょうが、
もし、時間がありましたら
リアルタイムで相場を見ておくと面白そうな
今回の発表です。
http://www.gci-klug.jp/yamaoka/2008/04/28/002635.php