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http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-31530220080426
中国、信用抑制で下半期に不良債権が増加する可能性=銀行監督当局者
2008年 04月 26日 13:01 JST 記事を印刷する | ブックマーク[-] 文字サイズ [+]
[北京 25日 ロイター] 中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の江蘇省での責任者であるYu Xuejun氏は25日、信用抑制の結果、2008年下半期に国内で不良債権が増加する可能性があるとし、当局は一段の引き締めには慎重になる必要があるとの認識を示した。
同氏はロイターとのインタビューで、銀行の融資状況は現在依然として健全だが、今後問題が浮上する可能性があると指摘。「現在の引き締め水準が維持されれば、銀行は引き続き流動性のひっ迫に直面し、資産の質が悪化する可能性がある。結果として下半期に不良債権が増加する恐れがある」とした。引き締め政策による問題を認識しているとも述べた。
中国は今年に入り、預金準備率をすでに3回引き上げているほか、新規融資の拡大を制限するなど引き締め策を実施している。
同氏はとりわけ中小企業などで資金調達が非常に困難になっているとし、過剰な引き締めの可能性を警告した。
資産価格の過熱が沈静化するなか、金融機関に対する流動性圧力は緩和しているが、株式市場に勢いが戻れば、中小金融機関の流動性の問題が再び表面化するとし、今後の預金準備率引き上げには慎重になるべきとの考えを示した。