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サブプライム シティ累損4.6兆円 1−3月 2期連続赤字決算
(東京新聞)2008年4月19日 朝刊
【ニューヨーク=池尾伸一】米金融最大手シティグループが十八日発表した二〇〇八年一−三月期決算は、米サブプライムローン問題の焦げ付きが膨らんだことなどから百五十二億ドル(一兆五千六百億円)の損失を計上、純損益は前年同期の五十億一千二百万ドルの黒字から五十一億一千百万ドル(約五千二百億円)の赤字に転落した。四半期ベースで二期連続の赤字になった。
シティは収益回復を急ぐため、従業員約三十七万人のうち九千人を追加削減する方針を明らかにした。同社は昨年十−十二月期にも四千二百人の削減を発表している。
サブプライム関連ではシティは十−十二月期にも百八十一億ドルの損失を計上しており、二期連続の巨額損失の発生。同問題が本格化した昨年夏以降の関連損失は累計で約四百五十億ドル(約四兆六千六百億円)に達した。
ただ、市場では評価損の大きさが予想を下回ったとしてシティの株価は上昇している。
サブプライム関連が直接原因の損失は六十億ドル。サブプライム以外の住宅ローンの焦げ付きの増加や企業買収に絡む融資でも損失を抱えた。
また、住宅価格の下落や失業の増加でクレジットカードなどを通じた一般消費者向けの融資でも焦げ付きや延滞が増加。米国内で二十二億ドルの損失が発生したほか、メキシコ、インドなど海外拠点でも損失が拡大した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2008041902004802.html