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[バンガロール 1日 ロイター] ゴールドマン・サックスは、シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)とメリルリンチ(MER.N: 株価, 企業情報, レポート)の第1・四半期業績見通しについて、クレジットや株式相場の悪化に伴い両社とも多額の評価損計上が見込まれ、大幅な赤字になるとの見通しを示した。
ゴールドマンのアナリスト、ウィリアム・タノナ氏は顧客向けリポートで「もしわれわれの予想が正しいなら、両社は数カ月以内に株式や資産売却・減配を通じた追加資本増強を迫られる可能性がある」と述べた。
同氏は、資産担保証券(ABS)や債務担保証券(CDO)絡みの評価損が引き続き膨らむと指摘。シティはABS・CDO絡みの評価損約120億ドル、メリルリンチはCDOのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)絡みで25億ドルを計上すると予想した。
JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)については、サブプライム(信用度の低い借り手向け)住宅ローン担保証券(RMBS)やオルトAローン、プライムローンに絡む評価損計上が見込まれるが、現時点で損失の規模を予想するのは困難だとした。
一株当たりの損益については、メリルを0.25ドルの黒字から2.45ドルの赤字へ、シティを1ドルの赤字から1.55ドルの赤字へそれぞれ下方修正した。
2008年の損益見通しは、シティを1株当たり0.50ドルの黒字(従来予想は1.35ドルの黒字)、メリルを0.70ドルの黒字(同3.85ドルの黒字)とした。