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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31061220080329
【ユーロ圏の物価圧力、警戒が必要なほど高水準=独連銀総裁】---(ロイター)
2008年 03月 29日 10:04 JST
[ベルリン 28日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるドイツ連銀のウェーバー総裁は28日、ユーロ圏の物価圧力は警戒が必要なほど高い水準にあり、中期的な物価安定にリスクがあるとの見解を示した。
総裁はルクセンブルクで行う講演原稿の中で、現在のECBの金利水準はインフレ期待の低位安定に貢献していると指摘。
そのうえで「現在の物価圧力は警戒が必要なほど高い水準にあるばかりではない。減速しているとはいえ基本的に堅調なユーロ圏の経済成長と、持続的で力強いマネーサプライの拡大という状況に直面しており、物価安定には中期的に上向きのリスクがある」と述べた。
金融市場の混乱などにより経済環境が不透明になっているとし「この不安定な市場環境の下では、引き続きインフレ期待を低位安定させることが重要だ」と述べ、「好ましくない」物価トレンドが年初から続いているとの見方を示した。
国内経済については、ドイツ連銀が12月に認識したリスクが部分的に顕在化したとし、12月時点の2008年の成長率予想を引き下げる必要があると述べた。ただ、新たな予想には言及しなかった。12月時点の予想は1.6%(日数調整済み)だった。
顕在化したリスクには、米経済が減速していることや金融市場の混乱が実体経済に影響する可能性が高まったことに加え、原油価格高、ユーロ/ドルの一段高などが含まれる。
しかし総裁は、産業の堅調や雇用市場の状況改善が消費需要に一段の好影響を及ぼすとし、国内経済の成長見通しに悲観的になる必要はないと述べた。
また「国内のクレジット機関は危機に陥っていない」と語った。
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