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(回答先: 問題は、公共事業雇用部門への直撃 ⇒ 雇用不安 ⇒ 地方銀行の不良債権の増加 投稿者 hou 日時 2008 年 3 月 27 日 00:02:02)
確かに計画的でないことは問題だと思います。しかし日本の道路族議員相手に、削減の計画を飲ませることはできないでしょう。その説得に1年も2年もかかっていては、その間に景気がどんどん悪くなっていきますよ。あるいは他の財源を横取りするぐらいは朝飯前でしょう。
今日本が困っているのは内需が増えていないからです。それがますます公共部門に頼るという悪循環を呼んでいます。内需が増えることが、日本のデフレからの脱出、安定への道なのです。
今の経済学者は一向にデフレというものがわかっていません。それ故処方箋が全くでたらめになっているのです。計画的にすれするほど、間違った方向へ舵取りを進めます。このような瓢箪から駒のようなもので、少しでも景気が回復すれば、デフレ回復には何がよいのかわかるでしょう。
日本は今9年連続の民間賃金の減少と、貯蓄の減少に陥っています。そこへ昨年の住民税アップ、石油製品の値上げ、消費者物価の5ヶ月連続の上昇と、所得が上がらずにこれだけの費用が発生しています。自ずとさらに景気が悪化するのが目に見えています。
しかしこの内閣は実質GDPの成長率に惑わされデフレであることや不景気であることがわかっていません。恐らく今年の経済指標は、アメリカと比べると日本の実質GDPの方が良いかもしれません。しかし実体は日本の方がものすごく悪いのです。このような悪さがわからず何ら有効な手を打っていません。
恐らくこのような手を打たずこのままガソリン税が安く成らずいったなら、大きな不景気に直面するでしょう。恐らく再びデフレスパイラルに入る恐れが強いのです。
デフレスパイラルに入ると再び低価格競争が起こり、売るために多くの工夫や労力が費やされ、より多くの生産物が作られ原価が膨らむことになるでしょう。このことが実質GDPを引き上げるのです。そして名目GDPは1%を切ってしまうでしょう。そうなれば笑い事ではなく、2千零年から2千5年まで続いたデフレスパイラルよりよりひどい状況が生まれてきます。
雇用不安の増大や、銀行の不良債権の増加は、この何もしなかったときの方が大きくなるでしょう。今の政府は楽観しすぎです。今年は欧米への輸出は止まりますよ。
このようなことを瓢箪から駒によって日本はうまく回避できるのです。道路部門の方は少しお気の毒とは思いますが、これが全体を引き上げるのです。
これだけでは少ないとお考えで有れば、高速代金も3分の一位にすればよいのです。保険料や医療費の引き上げなどやめた方がよいのです。消費税を下げればよいのです。財源は私たちの負担分です。そこから市場の消費者側に資金を供給するのがいいわけです。しかしこのような当たり前の政策が今の日本ではできないのです。瓢箪から駒が出た理由です。