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(回答先: 『さらば財務省!』 高橋洋一:著 国債の購入は、日銀にとっては大蔵省への屈服、敗北を意味する。 投稿者 TORA 日時 2008 年 3 月 27 日 10:34:00)
ハイパワードマネー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハイパワードマネーとは、現金通貨と民間金融機関が保有する中央銀行預け金の合計のこと。日銀の統計では、マネタリーベースと呼ばれており、実際に金融業界でもこの名称が使われる。ベースマネーとも呼ばれる。
現金通貨とは、日銀券と硬貨の合計であり、中央銀行預け金としては、金融機関が保有している日銀当座預金残高がこれに当る。
マクロ経済学の教科書では、中央銀行はこれをコントロールすることによって、間接的にマネーサプライを調節する事ができるため、金融政策の一つの指標とされている。ハイパワードマネーとマネーサプライの比は、貨幣乗数あるいは通貨乗数と呼ばれ、信用創造を通じて中央銀行が供給した通貨が銀行システムを通じてどれだけの通貨を生み出したかを見る指標である。
ただ実際に日本銀行をはじめとする中央銀行は短期金利を調節の指標としており、マネタリーベースを使ってはいない。このためこのような記述は現実にそぐわないとの指摘も多い。
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(コメント)
ハイパワード・マネーの額を以て信用創造にブレーキがかかり、デフレから脱却できないと言う見解は森永卓郎氏なども指摘していますが、もっと大きな原因はBIS委員会で策定された自己資本比率規制だと見ています。
なお、サプ・プライム証券というオンボロ・ジャンク証券を一流の金融機関が大量購入する事となった背景には新BIS規制(バーゼルU規制)が関係しています。格付機関の問題も追って表面化する事となるでしよう。