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1週間余りで決定見直し モルガン、FRBに批判(中日新聞)
2008年3月25日 17時52分
米サブプライム住宅ローン問題の影響で資金繰りが悪化した米証券大手ベアー・スターンズの救済合併を決めた米銀行大手JPモルガン・チェースは24日、買収額を当初決定から1週間余りで大幅に引き上げた。
「低額買収」に批判が強まったためだが、金融システムの危機回避のためスピード優先で買収合意を後押しした連邦準備制度理事会(FRB)に対しても「資産査定がずさんだったのではないか」(米アナリスト)との声が上がっている。
JPモルガンは、救済を決めた16日にはベアーの1株に対して2ドル相当の同行株を割り当てるとしていたが、24日には5倍の約10ドルに引き上げた。これとは別にベアーが新規発行する9500万株も引き受けると表明。JPモルガンの負担額は当初の2億3600万ドル(約236億円)から、21億ドル超へ膨らむことになった。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008032501000607.html