★阿修羅♪ > 国家破産55 > 827.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080324-00000577-reu-bus_all
[東京 24日 ロイター] 財務省と内閣府が24日に発表した1―3月期法人企業景気予測調査によると、企業の景況感を示す景況判断指数(BSI)は、大企業全産業でマイナス9.3となり、前四半期のプラス0.5から悪化した。
2004年4─6月期から始まった現行統計では、過去最低の水準となった。先行き2008年4―6月期見通しはマイナス2.3、7─9月期はプラス6.6と改善が見込まれている。
大企業の内訳をみると、製造業の景況判断はマイナス12.9で前期比悪化、非製造業もマイナス7.2で同悪化となった。中小企業の景況判断BSIはマイナス30.4と過去最低だった。こうした悪化について財務省・内閣府では原材料価格の上昇、世界経済の不透明感を主因に挙げた。
国内の景況判断BSIも大企業全産業ベースでマイナス21.1と、統計開始以来最低を記録した。
2008年度の設備投資(ソフトウェア投資額・土地購入額を除く)見通しは、全産業ベースで前年同期比マイナス9.4%となった。1─3月期調査ベースで比較すると、過去最大の下落幅となった。経常利益見通しは全産業ベースで前年同期比プラス6.0%だったが、これも1─3月期調査ベースでは、過去最低の数字となった。
1─3月期の設備投資は全産業ベースで前年比8.1%増となり、10─12月期のマイナス4.1%から改善、3四半期ぶりのプラスに転じた。
法人企業景気予測調査は、財務省の景気予測調査と内閣府の法人企業動向調査を統合し、04年4―6月期から新たに実施。四半期ごとに調査を行っている。調査対象は、資本金1000万円以上の法人企業で、今回の調査時点は2月25日。
(ロイター日本語ニュース 児玉 成夫)