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ニューヨーク・タイムズの昨日3月21日に、“Oil and Gold Prices Continue to Slide”(石油と金の価格は下落が続く)という記事が掲載されている。
http://www.nytimes.com/2008/03/21/business/21commodity.html?ref=todayspaper
アメリカのハドソン研究所(保守系)の日高義樹氏は、近著『資源世界大戦が始まった』の中の「石油高がドル体制を終焉させる」の章で、2006年以降本格化した米経常赤字を嫌気した『ドル安』は、根本的に投機性が高くなった『原油の高騰』が基本的要因である事を強調している。
冒頭ののグラフでは、ドル/円とWTI原油先物の相関関係を示すグラフを合成作成してみた。しかし、下記リンクの、2つのグラフを並べて見た方が相関関係が把握しやすいかと思う。
http://www.d5.dion.ne.jp/~y9260/oil-dollar.3year.html
「相場に一旦亀裂が入れば高値から30%下げとなるのが普通であり、・・・・」と言われているそうだが、
http://diary.jp.aol.com/fcybbrnndg/533.html
世界的な景気減速観測が広がるなか、原油の下落が続くようなら、安い石油の使用を基盤にしているアメリカ経済は好転し始め、さらに、『原油高=ドル安』―『原油安=ドル高』の定理が働くようなら、ドルはこの先上昇していくはずだ。
サブプライム問題は、結果的に見て、ユーロ・バブルと中国バブルを崩壊の臨界点近くまで進行させ、原油価格の下落トレンドが始まろうとしている。
出来すぎた展開ではあるが、この展開は、シュミレーションが可能だったようだ。
http://www.asyura2.com/08/hasan55/msg/685.html
このシュミレーションでは、ユーロ・バブルと中国バブルが崩壊の臨界点を超えて、崩壊してしまわなければ、意味を失い、無価値になる。
「国際エネルギー機関(IEA)の予測では、4〜6月期の世界需要は日量8640万バレルに対し、供給は8730万と供給超過になる見込みで、日本石油連盟の渡会長は『適正な需給状態となり、相場は90〜80ドル台で落ち着く』と予測している。
UBS証券の伊藤敏憲アナリストも『省エネ意識の高まりや高騰に伴う買い控えで、夏場にかけて、相場は80ドル台に向かう展開が予想され』とみる。
<中略>
一方で、反落は一時的にとどまり、今後も高値で推移するとの見方も多い。・・・・米国など先進国経済が失速しても、中国などの新興国の需要は引き続き好調に推移するとの見方は強い。一方で、中東産油国の増産余地は少ないという構造的な需給逼迫(ひっぱく)要因もある。」
(3月22日8時26分 フジサンケイ ビジネスアイ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080322-00000000-fsi-bus_all