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NY外為(20日):ドルが資源国通貨に対し上昇、商品安映す(2)---(ブルームバーグ)
3月20日(ブルームバーグ):
ニューヨーク外国為替市場ではドルが商品生産国の通貨に対して広範に値を上げた。
世界的な景気減速観測が広がるなか、金や原油を含む原材料相場は2日続落した。
ノルウェー・クローネとオーストラリア・ドルは1.7%下落。
BMOキャピタル・マーケッツのグローバル通貨ストラテジスト、アンドルー・ブッシュ氏は、「広範にわたり大量のレバレッジ解消がみられる。ドルにとってこれは一時的な下支え材料だ」と述べた。
ニューヨーク時間午後4時1分現在、ドルはユーロに対し1ユーロ=1.5415ドルと、前日の同1.5626ドルから上昇した。これは昨年12月以来の大幅高。
ドルは今月17日に付けた対ユーロでの過去最安値(1ユーロ=1.5903ドル)からほぼ3%反発している。
ノルウェー・クローネは対ドルで1ドル=5.2662クローネと、前日の同5.1755クローネから下落。一時は2月26日以来の安値を付けた。
オーストラリア・ドルは対米ドルで1豪ドル=89.93米セント。前日は同 91.41米セントだった。円はユーロに対し前日比1.3%上昇の1ユーロ= 152円86銭。
18日のFOMCでの利下げ幅が0.75ポイントだったことを受けて、商品相場の下落、ドル反発が進んだ。
この利下げ幅は1ポイントの予想を下回るもので、インフレ高進に対するヘッジとしての原油と金に対する需要が落ち込んだ。
見通しの反転
主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル・インデックスは3日続伸し72.810。19日は72.144だった。ドルが対ユーロで過去最安値を更新した今月17日には同インデックスは 70.698に低下した。
三菱東京UFJ銀行の為替ストラテジスト、リー・ハードマン氏(ロンドン在勤)は「原油をはじめとする商品市場のロング(買い持ち)ポジションの手じまいが相場の主因となっている」と指摘。
「これは商品相場の下落を背景に、ドルにとっては好材料となる可能性がある」と付け加えた。
同氏はさらに、ドルは今後数週間でユーロに対し1ユーロ=1.5280 ドルに上昇する可能性があり、同水準ではドルの売り注文が控えていることから上値抵抗線にぶつかる見通しだとの予想を示した。
その上で、FOMCが昨年9月以来6回の利下げに続きさらに金利引下げを継続する場合には、ドルは再び下落に転じ、対ユーロで1ユーロ=1.60ドルに向かう可能性があるとの見方を示した。
商品相場の軟調
金相場は週間ベースで1990年以来の大幅な下げとなった。原油相場は今週、過去最高値から8.9%下落した。銅相場は週間ベースで10カ月ぶりの大幅な下げとなった。
南ア・ランドは対ドルで前日比1.1%安の1ドル=8.1775ランド。カナダ・ドルは対米ドルで1米ドル=1.0295加ドルと、1月23日以来の安値を付けた。前日は同1.0137加ドルだった。
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(コメント)
商品相場は世界的な景気減速・後退を示唆しているようです。
所詮、商品は需要と供給から決まります。