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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003004&sid=aEQWlgXq6bzA&refer=jp_commodity
【東京商品:全面安、軒並みストップ安−海外市場でファンド資金が流出】
3月21日(ブルームバーグ):国内商品相場は全面安。貴金属や穀物が軒並み値幅制限いっぱいの下落(ストップ安)となった。
米国の利下げ後に為替市場でドルが反発したことなどをきっかけに、ドルの代替資産としての商品の魅力が薄れたとされており、20日の海外市場で商品相場が大幅に続落した流れを引き継いだ。
岡地・投資相談部の重本貴樹コモディティアドバイザーは、米国の大手証券ベア・スターンズ救済を機に金融危機がピークアウトしたとの見方が出始めるなか、株式などから商品にシフトした資金が逆流していると指摘。
ただ、「本来、商品中心に投資するファンドは高値圏であまり動いておらず、インフレ懸念が強いなかで相場は値固めに入るのではないか」との見方も示した。
金は2カ月ぶり安値に
東京工業品取引所では貴金属が大幅安となり、金と白金相場は期近を除く全ての限月が日中を通してストップ安(金=150円安、白金=300円安)。
金は期先の2009年2 月物が19日終値より150円安い3017円まで続落して、中心限月としては1月22日以来ほぼ2カ月ぶりの安値圏に達したほか、白金も6週間ぶりの水準まで切り下げている。
銀やパラジウム、アルミニウムなどもストップ安。
市場では「米連邦公開市場委員会(FOMC)後にドル相場の対ユーロでの下落が一服したため、海外原油や金市場で膨らんでいた買いが手仕舞い売りに動いた」(アイディーオー証券・金融商品部・菊川弘之部長)との指摘があった。
東京市場の金相場は終日ストップ安となったため買い建玉の整理が進んでいないとみられ、週明け以降も上値の重い展開が見込まれるが「海外は1オンス当たり1000ドルでは見られなかった需要が900ドル付近では出てくるため、来週以降には900−950ドル程度でもみ合う展開」(重本氏)ともいい、国内市場もここから大きく水準を切り下げるとの見方には至っていなかった。
穀物も全面安
東京穀物商品取引所では穀物相場が全面安。トウモロコシがストップ安(800円安)の3万3820円と、6日に付けた直近の日中高値4万550円から 17%も水準を下げたのをはじめ、非遺伝子組み換え(Non−GMO)大豆(3000円安)や一般大豆(2100円安)、粗糖(1000円安)、コーヒー(1200 円安)などで軒並み値幅制限いっぱいまで売り込まれた。
もっとも、「月末には米農務省(USDA)がことしの作付け意向面積を発表するので、今後は次第に金融相場から天候相場に移行していく」(菊川氏)との指摘も出た。
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(コメント)
もともと商品市場は株式や債券の市場と比べるとはるかに小さく、また流動性が低い事から一旦崩れだすと雪崩を打ったように一方通行になりやすい事が特色です。
これは本格的な下げの前の予行演習の可能性がありますが、このままドスンと落ちる可能性の方が強い状況です。
ファンド筋等の売抜け手法には決まってパターンがあります。
まず、予行演習を行います。さもありそうな噂を流し多少の売りを出して、一時的に下げます。
その時の値崩れの仕方、出来高を観察します。そしてこれくらい売れば、これくらい下がると言う「下げ値踏み」をします。
売抜けるためには買う人間がいなければ売買が成立しません。
売り高と処分による値崩れの関連を掴んだら、また買いあがります。さも押し目のように見せてから再度買います。
そして総強気になった頃を見計らって売り抜け、売り崩しに入ります。
現在の「信用バブル崩壊」の状況下では、一度相場が反転すると徹底的に下げる事になりますから、ジワジワと空売りで地獄の底まで落ちる可能性もあります。
時期的には商品相場はファンド筋の「売抜け」、「売崩し」がいつ起きてもおかしくない状況です。