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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30911120080319
【ドル安の進行、高まる米赤字ファンディングへのリスク】----(ロイター)
2008年 03月 19日 18:48 JST
[ニューヨーク 18日 ロイター] 歯止めのかからないドル安は、リスクを嫌う投資家に巨額な米経常赤字の穴埋めをやめさせてしまう可能性をはらんでいる。
米経済が直面している危機は深刻さを増しているといえよう。
アナリストは、ここ数年来のドル安の引き金となったのは米国が抱える巨額な双子の赤字とみている。
しかし、その赤字が米ドル建て資産への投資でファンディングされている限り、長期的に懸念する向きはほどんどいなかった。
しかし、米経済の減速、貸し付けの焦げ付き増加などを受けた米金融システムの安定性に対する懸念で、米ドル建て証券の魅力は低下、投資のためのドル需要も減退している。
リューシュ・インターナショナル(ワシントン)のマーケットアナリスト、オマー・エジナー氏は、そうした状況を主な懸念要因の一つとし、「ドル売りが、外国人投資家が大半のポジションを手仕舞う域に達すれば、ファンディグ問題が生じる」と述べている。
経済学者は、双子の赤字拡大は、貯蓄よりも消費に向かう米消費者の性向を反映し、米経済の問題を深刻化させる根本的要因と指摘する。
主要通貨に対するドルの価値を示すドル指数は、2007年に8.4%下落。2006年(8.2%下落)に続き2年連続の下落となった。
18日は米連邦準備理事会(FRB)の利下げが市場予想より小幅だったことを受けて上昇したものの、2008年に入ってさらに6.2%下落している。
先行きの明確なシグナルとなっているのは米財務省発表の1月の対米証券投資統計。
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外国人投資家の買い越し額は374億ドルと4カ月ぶりの低水準。
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民間部門は売り越しに転じた。
ドル安は原油高の要因ともなっている。
「危険な均衡化の動き」と言うメイヤーズ・アソシエーツの最高投資ストラテジスト、アンドリュー・ベコフ氏は「消費者をリセッションモードに陥らせないようにするよりも、リセッションモードから脱却させる方がはるかに難しい。FRBも目先、これがインフレリスクよりも重大な問題だと考えている」と述べた。
FRBが政策の軸足をインフレ抑制から成長に移し、政策金利を引き下げることは、米国資産の魅力を低下させることにもなり、海外投資家によるファンディング途絶のリスクを高める。
しかし、外為投資家はまだ完全にドルを見限っていない。
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そうした立場の一人、スイス再保険(ニューヨーク)のチーフ米国エコノミスト、クルト・カール氏は「米国がファンディング問題を抱えるなら、米国債利回りが大幅に上昇するはずだが、実際の動きは逆だ」と指摘。簡単に方針転換しない海外投資家が、大量の資金を米の長期資産に投じている、と述べている。
(ロイター日本語ニュース 原文執筆:Nick Olivari・Vivianne Rodrigues、翻訳:武藤 邦子)
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(コメント)
見限りたくともできないと言うのが、本当のところではないのでしょうか。
けれどもこの記事はきちんと読むと「米国のファンディング問題」が表面化する「兆候」も書いています。
>>>・・・ファンディング問題を抱えるなら、米国債利回りが大幅に上昇するはず・・・
※この事は特に重要です。特に10年債と30年債券の利回格差には要注意です。イールドカーブを延長してみた理論値から100BPを超えるような状態が長期間(6ヶ月以上)続き150BPを超えだしたら危険といえるでしょう。
今のところ日本、中国、台湾、イギリス(最近保有を増やしている)等が相当に米国債を所有しており、買い支えに入るような噂もあり、暴落は無いでしょうが・・・・長期的にはドル離れは着実に進む事に疑問の余地はありません。