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2008/03/14-21:57 足利銀受け皿は野村グループ=譲渡総額3000億円に−3年以内の再上場目指す・金融庁
金融庁は14日、2003年12月に一時国有化された足利銀行(宇都宮市)の譲渡先を「野村グループ」に決定したと発表した。譲渡総額は約3000億円。同行は今年7月1日をめどに新たな経営体制に移行した上で、3年以内の株式市場への再上場を目指す。候補として残っていた横浜銀行など関東周辺の地方銀行8行を軸とする「地銀連合」は落選した。
足利銀は国有化から4年半で民間会社として再スタートを切ることになった。野村グループは、野村ホールディングス傘下の投資会社「野村フィナンシャル・パートナーズ」と、企業育成ファンド「ネクスト・キャピタル・パートナーズ」で構成される。
両社は、7月1日をめどに銀行持ち株会社を設立し、国が保有する足利銀の株式を1200億円で買い取る。さらに、持ち株会社の傘下に置く同行の資本金として1600億円、持ち株会社の運転資金などに200億円を拠出する。両社は同月までに国内大手金融機関や海外機関投資家などに持ち株会社への出資を募り、必要資金を調達するが、株式の過半は両社が保有する。また、来年度中に地元企業などを対象に50億−100億円の増資を実施する。
野村グループは「地域企業の育成・再生、利便性の高い信頼感あるサービスを提供する」と強調している。2010年度にも再上場する方針で、11年3月期の足利銀単独の業務純益449億円、最終黒字361億円を目指す計画。
同行の頭取と持ち株会社の社長には、元商工中金理事の藤沢智氏を起用。また、産業再生委員会の委員長を務めた高木新二郎野村ホールディングス顧問ら3人を社外取締役とする。国有化後、足利銀の再建に尽力してきた池田憲人頭取は退任することになった。