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編集後記 ★二月のある日曜日、久方ぶりに横浜中華街へ家族で食事に出向きました。「冷凍農薬ギョウザ」騒ぎで人気店でも空いているだろうと見込んでましたが、これが大はずれ。溢れんばかりの人の出。目当ての店はどこも四〇分から一時間待ち。あるギョウザ専門店など戸外にまで長蛇の列。考えてみれば、冷凍が危いと思えば手作りに向かうのは当然で、それもブランド力のある中華街の有名店に殺到するのは無理からぬ事。ようするに市場原理が示すところの"fly to quality"です。 ★世界的にも同じ事が起きています。アメリカの住宅ローン問題に端を発した金融危機で、ドル建て金融商品にリスクがある、と気が付いた途端、世界中のマネーがドルから、ユーロへ、原油へ、穀物へ、金へ、と安全を求めて逃避を続けています。おかげでガソリンも小麦も高騰続き。世界中の生活を破壊しようとしています。たとえアメリカ大統領が巨額の景気対策を打ち出し「大丈夫」を連呼しようとも、個々の投資家が、危険が根絶されたと納得するまで、この現象は続きます。 ★極端から極端へ。これぞ市場経済のお手本です。それにグローバリズムなどというオマケが付いたお陰で、世界中の人が世界中のリスクと直結して揺れ動くという前代未聞の事態が起きてしまっています。農薬ギョウザ事件も何やら責任の押し付け合いが。政治的にはそれで逃げ切れても、消費者が納得しない限り、結局、有名店の繁盛が続くことになるだけです。(間宮) |
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