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(回答先: 金融保証会社最大手MBIA・・・ 複雑な証券化商品の保証から完全に撤退 【日経ネット】 投稿者 hou 日時 2008 年 3 月 11 日 22:14:09)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCAZ4745.html
GE、海外でのエネルギー投資を加速へ
ジャカルタ(ウォール・ストリート・ジャーナル)米ゼネラル・エレクトリック(NYSE:GE)傘下のGEエナジー・ファイナンシャル・サービシズは、2010年までにアジア・中南米・中東のエネルギーおよび水関連プロジェクトに50億ドルを投資する計画を明らかにした。GEが米経済への依存度を減らし、多様化を図っていることを示している。
GEエナジー・ファイナンシャル・サービシズのアレックス・アーカート最高経営責任者(CEO)は10日、短期的には米国よりも新興国市場の成長力が高いとする同社の見方を反映して、この投資予定額は同社が通常、3年間で海外に投資する額の5倍の規模、と語った。
また「GEは当社を含め、すべての事業のグローバル化を進めている」と指摘。新興国市場は急成長しており、電力・水セクターのインフラ投資に対する「膨大な資金需要がある」と述べた。
GE史上初めて、2007年は海外での売上高が総売上高(1727億4000万ドル)の半分を超えた。ジェフリー・イメルト会長兼最高経営責任者(CEO)は1月、インフラ整備プロジェクトへの世界的な支出拡大が米国の消費者心理の弱さを埋め合わせている、との見方を示した。
コネティカット州スタムフォードに本社を置くGEエナジー・ファイナンシャル・サービシズは、これまで一連の電力・水関連事業に米内外で170億ドルを投資している。同社は通常、20−30年間の投資を手掛ける。
こうした資産の約80%は米国内のエネルギー・水関連プロジェクト。これまで同社の投資支出のうち、対外投資は約10%にとどまっていた。過去3年間の海外事業への投資額は10億ドル。同社は新戦略に沿って、向こう3年間の投資予定額200億ドルのうち25%を海外投資に充てる計画だ。
同社は、急速な経済発展を遂げるインドや中国といったアジア諸国での投資機会を探るため、最近、インドのニューデリーとシンガポールにオフィスを開設した。こうした国々では、一般にインフラ支出が全体の成長ペースを下回る。
フィリピン・マニラに本部を置くアジア開発銀行(ADB)の推計によると、アジアは向こう10年間で道路、港湾、エネルギー、公衆衛生などのインフラ整備に3兆ドルの資金を必要とする見込み。現行の投資水準ではその需要の半分程度が満たされるにすぎないという。
1997−98年のアジア通貨危機前に、同地域は民間セクターから数十億ドルものインフラ投資を引きつけた。だが、通貨の暴落によって投資家の大半が資金を失い、政府によると、多くのプロジェクトが中止や規模縮小、延期となった。ADBによると、各国政府の資金や援助金で必要資金の大部分が賄われるなか、現在ではアジアのインフラ整備プロジェクトへの民間からの投資額は全体の20%にとどまっている。
アーカートCEOは、GEエナジー・ファイナンシャル・サービシズが1990年代にインドネシアやメキシコといった地域に大規模な投資を行っていたものの、アジア通貨危機以降は海外事業の焦点をオーストラリアやドイツなどの先進国に当ててきた、と述べた。
また、新興国市場への注力を再び強める上で通貨と燃料価格のリスクをヘッジする金融商品を利用する方針を示し、アジア通貨危機以来「われわれは賢くなった」と語った。