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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30613520080303
景気の下振れリスクはやや高まっている=財務次官
2008年 03月 3日 17:46 JST 記事を印刷する[-] 文字サイズ [+] トップニュース
[東京 3日 ロイター] 津田広喜財務次官は3日、定例会見で、日本経済の現状について、景気の下振れリスクがやや高まっているとの見方を示した。その上で、為替相場や株式相場の日々の動きについてはコメントを控えたいとしながらも、それらの動きを慎重に見守っていく、と述べた。
津田財務次官は世界経済の見通しについて「米国をはじめ先進国では減速傾向が見られるが、新興国では堅調な成長を維持すると考えている」とし、「今後とも全体としては成長が持続すると考えている」との見方を示した。
一方日本経済は「消費は底堅く、住宅もこのところ持ち直しの動きがある。全体としては引き続き緩やかな回復が続いている」としながらも、不確定問題もいろいろあると指摘。「ひとつは米経済が減速してきていること、金融資本市場が変動していること、原油が(バレル当たり)100ドルを超える高い水準にあることを考えると、景気の下振れリスクはやや高まっている」との認識を示した。
為替、株価については「当局者としてコメントすることは控えたい。日々の動きを慎重に見守っている」と述べるにとどめた。財務省による為替介入観測に関しては「一切コメントしない」と述べた。
日銀総裁人事がもたついており、福井俊彦総裁の任期切れ後に空白が生じる懸念も出ていることについては「総裁、副総裁は金融政策決定会合のメンバーでもあり、大きな組織の責任者でもある。国際的にも大事な職だ。したがって空白がない形で任命されることを希望している」と述べた。
(ロイター日本語ニュース 中川泉記者)