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(回答先: 大荒れになっている米国 (気候・地震) 【Nevada】 投稿者 愚民党 日時 2008 年 2 月 23 日 18:30:17)
「為替」 荒い株価動向に連れてドル・円上下、原油上昇99.20ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
2月23日7時24分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:04JST 「「荒い株価動向に連れてドル・円上下、原油上昇99.20ドル」
【ロンドン市場概況】
22日のロンドン外為市場では、ドル・円は、107円割れのストップロスへの売り仕
掛けとみられるドル売りに107円35銭から106円94銭まで下落した。ユーロ・ドル
は、ユーロ圏の2月サービス部門PMI速報値の上振れに1.4793ドルから1.4853ドルま
で上昇後、12月鉱工業受注の下振れで反落、ユーロ・円は158円56銭から159円24銭
で上下した。ポンド・ドルは1.9642ドルから1.9684ドルまで上昇し、ドル・スイス
は1.0908フランから1.0851フランまで下落した。
【経済指標】
ユーロ圏・12月鉱工業受注:前月比-3.6%、前年比+2.1%(前月比予想-1.0%、11
月+2.0%←+2.7%)
ユーロ圏・2月製造業PMI速報値:52.3(予想52.3、1月52.8)
ユーロ圏・2月サービス部門PMI速報値:52.3(予想50.7、1月50.6)
【要人発言】
米軍
「トルコ地上部隊がイラク北部への限定的な期間の軍事作戦を開始したことを認
識」
中国人民銀行
「中国経済は2008年に緩やかに鈍化する見込み」
「中国ではインフレリスクが高まっている」
「中国経済は依然として過熱のリスクがある」
「人民元を基本的に妥当で均衡のとれた水準で安定させる」
2月月例経済報告
「景気はこのところ回復が緩やか、基調判断を1年3カ月ぶりに下方修正」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円106円95銭、ユーロ・ドル1.4849ドル、ユーロ・円158円79銭、ポンド・ド
ル1.9678ドル、ドル・スイス1.0853フラン
【ニューヨーク市場概況】
22日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米景気後退懸念やファンド償還、金
融機関の損失拡大懸念を受けたリスク回避の動きに107円32銭から106円71銭まで下
落したが、モノライン救済計画の進展報道を受けた株価急反発に連れて107円10-15
銭へ戻して取引を終えた。
ユーロ・ドルは欧米金利差拡大に伴う買いが加速し1.4863ドルまで上昇したが、ユ
ーロ・円絡みの売りに押され1.4795ドルへ反落し、1.4825-32ドルで引けた。ユー
ロ・円はリスク回避のキャリートレード手仕舞いに159円19銭から158円16銭まで下
落した。ポンド・ドルは1.9709ドルへ上昇後1.9653ドルまで反落し、ドル・スイス
は米銀によるスイス銀買収の噂を受けたスイスフラン買いに1.0835フランまで下落
後1.0877フランへ反発した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
3月利下げ確率:2.50%(94%←100%)、2.25%(0%←6%)
4月利下げ確率:2.25%(76%←100%)、2.00%(0%←8%)
【シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
24.06←25.12、日中最大25.93(08年最大:1/22の37.57)
【原油市場】
原油相場は上昇。トルコ軍がクルド人武装組織の掃討のためイラク北部に部隊を派
遣し、11年ぶりにイラクでの地上戦を展開するとの報道を受けた地政学的リスクに
買いが先行した。一部メディアはトルコ軍の兵士数は1万人に上ると報道。武装組織
の掃討にはある程度の期間を要する可能性から、長期的な相場押し上げ要因になる
との見方もある。NY原油先物価格は一時99.20ドルまで上昇し、98.81ドル(前日比
+0.58ドル、+0.5%、年初来+2.9%)で取引を終えた。なお、今週の原油価格の騰落
率は+3.4%となった。
昨日、米著名ヘッジファンドマネジャーのブーン・ピケンズ氏は「原油価格は著し
い米景気落ち込みが予想される4-6月期に10-15ドル程度の調整を余儀なくされる可
能性がある」と発言。相場の調整を予想する向きもみられる。
【株式市場概況】
米株式相場は上昇。政府系住宅金融のサブプライム関連の損失が更に拡大するとの
観測を嫌気して朝方は下落して始まったものの、金融保証会社(モノライン)の資
本増強が合意間近との報道で引けにかけて急回復する展開となった。セクター別で
は、不動産や銀行が上昇した一方、半導体・同製造装置やソフトウェア・サービス
が軟調。政府系住宅金融のフレディーマック(FRE)とファニーメイ(FNM)はメリルリ
ンチの投資判断引き下げを受けて下落。会計ソフトのインテューイット(INTU)も冴
えない決算を発表して売られた。一方でクレジットカードのディスカバー・フィナ
ンシャル(DFS)はモルガンスタンレーの投資判断引き上げで上昇。オンライン小売の
アマゾン(AMZN)は創業者のジェフ・ベゾスCEOが約3年ぶりに保有自社株を売却した
ものの、株価は小幅上昇。バイオのジェネンテック(DNA)は抗がん剤「アバスティ
ン」の乳癌治療などへの適用でFDAから認可を受けたことで同社株の取引停止処置が
取られた。モノラインのアムバック(ABK)は資本増強が間近との観測から急騰。ダウ
構成銘柄では、AIG(AIG)やJPモルガンチェース(JPM)など金融各社の上昇が目立っ
た。結局ダウは96.72ドル高の12381.02、ナスダックは3.57ポイント高の2303.35で
取引を終了。一部メディアの報道によれば、アムバックはシティグループやワコビ
アなどの銀行団による資本注入を来週月曜日、または火曜日に発表する模様。
【通貨オプション】
ドル・円オプション市場は、根強い金融機関の評価損拡大リスク警戒感に買いが
先行した。
1ヶ月物変動率は11.200%から11.45%(最近の高値8/17=23%、99年来の高水準)、
3ヶ月物は10.275%から10.675%(8/17=15.25%、2000年来の高水準)、6ヶ月物は
10.025%から10.275%(8/17=15.25%、2000年来の高水準)、1年物は9.450%から
9.700%(8/17=13.80%、2000年来の高水準)へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでは、投資家の下値ヘッジ目的の円コール買いが再燃し、25デ
ルタ円コールオプション1ヶ月物は2.300%(8/17=+6.5、2003年10月)で変わらずだ
が、3ヶ月物は2.600%から2.650%、6ヶ月物は2.875%から2.975%、1年物は3.275%か
ら3.375%へそれぞれ拡大した。
個別では、1年物の取引が活発であった。
【経済指標】
特になし
【金融政策】
連銀
「2/25に実施される期間28日300億ドルのTAF入札において最低応札金利を2.81%に
設定」
【要人発言】
フィッシャー米ダラス連銀総裁(投票権有)
「長期間にわたるマイナス成長より、成長鈍化を予想」
「連銀はインフレあおらないよう注意必要」
「インフレ期待が十分抑制されているかが問題」
「金利の、突然方向転換は危険」
「利下げの反転の実施は理論上より困難」
「最近のインフレ動向を懸念」
「連銀は緩和的政策に注意する必要」
「コスト圧力の上昇が多く聴かれる」
「連銀は金融政策に遅滞がある事を注意すべき」
「景気刺激策は消費、設備投資を押し上げ」
欧州委指針案
「国営ファンドのユーロ傾斜はユーロ高を引き起こす恐れ」
「国営ファンド、ユーロ資産への急シフトは回避する必要」
パラモ欧州中銀専務理事
「我々の責任は金融政策において遅れを取らぬ事」
「もし価格安定リスクが具体化してからでは遅い」
「我々の責任は第2次的影響を回避する事」
「成長の下方リスク存在」
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「欧州は潜在成長率を下回る水準維持。エネルギー価格の上昇や、金融混乱などが
圧迫」
「欧州のインフレの危険性は上昇」
オルファニデス・キプロス中銀総裁
「主要懸念は引き続きインフレの上昇」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 107.32 107.35 106.71 107.14
ユーロ・ドル 1.4812 1.4863 1.4793 1.4830
ユーロ・円 158.96 159.24 158.16 158.88
ドル・スイス 1.0895 1.0908 1.0835 1.0853
ポンド・ドル 1.9653 1.9709 1.9642 1.9672
株式市場:
NYダウ 12281.09 12397.79 12155.26 12381.02
ナスダック 2306.41 2308.76 2265.36 2303.35
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 1.967 2.021
米国債10年物 3.771 3.803
米国債30年物 4.544 4.574
先物市場:
NY金先物 952.5 952.5 939.0 947.8
NY原油先物 98.15 99.20 97.35 98.81
最終更新:2月23日7時24分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080223-00000001-fis-brf