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米株は反落、リセッション懸念や原油急反落を嫌気
2008年 02月 22日 07:51 JST
[ニューヨーク 21日 ロイター] 米国株式市場は反落。米原油在庫の増加を受けて、エネルギー株が下落したほか、米フィラデルフィア地区連銀が発表した2月の製造業業況指数が、2001年以来の低水準となったことからリセッション(景気後退)懸念が強まった。
米原油先物は、前日に1バレル=101ドルの最高値をつけたが、原油在庫が予想以上に増加したことを受けて急落した。石油大手シェブロン(CVX.N: 株価, 企業情報, レポート)は1.8%安。S&Pエネルギー株指数は2.1%下落した。
米フィラデルフィア地区連銀業況指数の発表を受け、景気循環に追随する企業が下げを主導した。ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)は1.1%安、航空機大手ボーイング(BA.N: 株価, 企業情報, レポート)は2.4%安となった。
DAダビッドソンの市場ストラテジスト、フレッド・ディクソン氏は「フィラデルフィア地区連銀業況指数は予想をかなり下回った。これを受けて、市場は失速し、下げに向かった」と語った。
ダウ工業株30種は142.96ドル(1.15%)安の1万2284.30ドル。
ナスダック総合指数は27.32ポイント(1.17%)安の2299.78。
S&P総合500種指数は17.50ポイント(1.29%)安の1342.53。
サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅ローン)危機に関連した損失で打撃を受けている金融株も相場の下げを主導した。バンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)は1.8%安。バンカメは19日、ダウの構成銘柄に加わった。
信用収縮をめぐり営利目的の教育関連会社も下落。教育サービスのキャリア・エデュケーション(CECO.O: 株価, 企業情報, レポート)は、信用収縮により、2008年の営業利益が4000万―6000万ドル減少するとの見通しを示したことが嫌気され10.2%急落した。
フェニックス大学を運営するアポロ・グループ(APOL.O: 株価, 企業情報, レポート)は8.6%下落。同社は21日、貸し手が受け付けない教育ローンの申請が増えていることを明らかにした。
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http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-30449220080221