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(回答先: 鉄鉱石、08年度65%値上げ・ブラジル大手と鉄鋼各社が合意 「日本経済新聞」 投稿者 怪傑 日時 2008 年 2 月 19 日 15:49:30)
「資源メジャーの価格交渉力」ってのは昔に習った「独占価格」だね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E5%8D%A0
>独占企業はプライスメイカーとして自らの利益を最大限にするような価格設定を行うことができる。自由主義の国家では市場原理の阻害要因になる
>なお独占のほかに市場を少数の供給者が支配する状態として複占、寡占がある。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080219-00000000-mai-bus_all
<鉄鉱石値上げ>需要と寡占化が資源メジャーの交渉力強める
2月19日0時5分配信 毎日新聞
新日本製鉄など国内鉄鋼大手が、鉄鉱石納入価格の大幅値上げを受け入れたのは、逼迫(ひっぱく)する鉄鋼需要を追い風に交渉力を強める資源メジャーに対し、劣勢を打開する有効策が見いだせないためだ。
世界の粗鋼生産は、02年の約9億トンから07年は13億4000万トンに急増した。原料となる鉄鉱石の需要が世界規模で高まったため、長期契約分だけでは賄えない中国鉄鋼メーカーは高値で鉄鉱石を買い付けている。その結果、07年下期のインド産鉄鉱石のスポット価格は1トン当たり140ドル(約1万5000円)と、06年平均の2倍以上にも上昇した。スポット価格は長期契約の価格にも影響する。
しかも、鉄鉱石の世界シェアは、ブラジルのヴァーレと、英豪大手のBHPビリトン、リオ・ティントの資源メジャー3社の合計で78%(06年海上輸送ベース)を占める。BHPビリトンがリオ・ティントに買収提案するなど、資源メジャーの寡占化は加速している。この寡占化が、資源メジャーの価格交渉力の源泉だ。
鉄鉱石の買い手の鉄鋼メーカーの側でも世界的な業界再編が起こっているが、新日鉄の3倍の粗鋼生産を誇る最大手のアルセロール・ミタルでも、世界シェアは10%程度。資源メジャーと比べれば、交渉力に劣る。世界2位で国内最大手の新日鉄は世界4位の韓国ポスコと共同して鉄鉱石で最大のシェアを持つヴァーレと価格交渉したが、大幅値上げを阻止できなかった。【小島昇】