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農林水産省は14日、政府が製粉会社に売り渡す輸入小麦の価格を、4月から現在より30%引き上げる方針を固めた。
自民党の了承を得たうえ、15日に正式決定する。世界的な小麦価格の高騰に伴い、値上げ幅としては、農水省に記録がある1970年以降、73年12月の35%に次ぐ2番目の水準になる。
小麦の売り渡し価格は、2007年4月、10月にも値上げされた。パンやめん類など小麦粉を主な原料に使う食品メーカーは昨年末以降、製品値上げに踏み切っているが、再値上げの可能性が高くなった。
日本は小麦需要量の約9割を輸入小麦に依存している。政府がほぼ全量を輸入している。政府は市場価格に、国内農家への補助金の財源分などを上乗せして、製粉会社に売り渡す。今回の値上げは、価格を算定する対象期間(07年6月〜08年1月)に、海外の小麦相場が約60%上昇したことを反映した。
この間、政府が輸入した小麦(主要5銘柄)の価格の加重平均をもとに価格を算定すると、4月からの売り渡し価格は40%弱値上げされる計算だが、農水省は、影響を緩和するため値上げ幅を30%に抑える。