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http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-30284620080212
次回利上げ、過半数のエコノミストが09年1月以降と予想=経済企画協会----(ロイター)
2008年 02月 12日 16:19 JST
[東京 12日 ロイター] 社団法人・経済企画協会が発表した2月ESPフォーキャスト調査(民間エコノミストによる日本経済予測の集計調査)によると、民間エコノミスト33人のうち18人(全体の54.5%)が、日銀による次回の利上げ時期を2009年1月以降と予想した。
08年12月との予想が6人、08年9月、10月、11月との予想がそれぞれ2人、09年1月以降に利下げとの見方が1人となった。
1月調査(33人が回答)では、7月との予想が11人、6月、8月との予想がそれぞれ5人ずつで、利上げ時期見通しは一段と後ずれした格好だ。同質問は2006年10月に始まったが、利下げとの回答がでるのは初めてという。
今後1年以内に景気の転換点を迎える確率は予想者平均で39.1%となり、1月調査での33.3%を上回り、景気見通しは、より不透明感を増した。
2008年度実質GDP予想はプラス1.74%となり、1月時点でのプラス1.92%を下回った。生鮮食費を除くコア消費者物価の見通しの平均はプラス0.51%となり、前月のプラス0.39%から上昇した。
また米国の08年の実質GDP見通しはプラス1.82%となり、前月のプラス2.21%から大きく低下した。
四半期ごとの予想では、07年10─12月期の実質GDPの平均予想は年率プラス1.36%となり、1月時点のプラス1.01%を上回った。その後の予想は、08年1─3月期に前期比年率プラス1.65%、4─6月期にプラス1.98%、7─9月期にプラス1.84%などとなった。
コア消費者物価については、1─3月期に前年比プラス0.76%と大きく伸びを示した後は、4─6月期にプラス0.71%、7─9月期にプラス0.58%、10─12月期にプラス0.40%と、徐々に上昇幅が縮小していく見通しとなっている。
エコノミストからは「今年中は潜在成長を下回るペースでの成長が続き、需給ギャップが改善しないため、石油製品以外の財・サービスには値上げがほとんど波及しない。石油製品による押し上げ圧力が剥落するにつれ、CPIコアの伸びは鈍化していくだろう」(BNPパリバ証券の加藤あずさエコノミスト)との声も聞かれた。
また今月から始まった、新設住宅着工戸数(年率)が120万戸を回復する時期についての質問では、エコノミスト30人中、11人が08年4─6月期を、5人が09年4─6月期を、4人が08年7─9月期を、それぞれ予想した。今回の回答期間は、1月28日─2月4日だった。
(ロイター日本語ニュース 児玉成夫記者)