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(今年の東京G7はおかしかったなあ〜、9日の声明でもう終わりだったの?)
1980年ごろからずっとウオッチしている私にとっては随分拍子抜けしたものになりました。アメリカが随分おとなしくおりこうさんになったこと。これが非常に際立った気がする。
共和党のレーガンが悪の帝国ソ連とわめき、ヤレスターウオーズ構想をぶちまけた。サプライダー経済学を持ち出して、政府が軍需産業を回転させれば、アメリカの景気がよくなり、政府の借金もすぐに返せると言いました。トンデモ、理論を持ち出しました。
現共和党政権のブッシュ政権も実態はアメリカの軍産複合体がブッシュを担ぎ上げて、財政赤字を作り出した。あなた、クリントンが50兆円の財政黒字を持っていましたが、ブッシュの後ろの軍産複合体と石油企業は更に50兆円を借金しました。合計100兆の金をイラク戦争に使ったんですよ。そして、来年の予算にはイラク戦争の予算を組み、EUにアフガンへ軍を送れといいながら、戦争を続行しようとするのです。本当に本気になってアメリカの共和党の特権階級は国を救う気があるのでしょうね。
蛇足ですが、レーガン政権の後始末は共和党のパパブッシュではどうにも出来ず、民主党のビルにゆだねました。うまみをたっぷり食べて、食い散らかした借金の請求書は民主党に全部お任せでした。
こんどはどうなりますことでしょうか?額賀せんせ、おじょうず〜、官僚の作文を一生懸命覚えて、ペラペラしゃべっていましたが、せんせはこれをどうお思いですか?
G7への私の感想のヒント
@レーガン政権の頃が参考になるかも。
Aレーガン政権の頃はアメリカ財務長官、国務長官をやったベーカーが大騒ぎして怒鳴り散らかしたものです。自分の懐にも大層なゼゼコを手にされたことでしょう。
ペーカー:「ヤイヤイ、ヤ〜イ、てめえ、俺の言うことを聞け、逆らうと許さんぞ。ぶん殴られたいのか?覚えていろよ。やいやい、ドイツ野郎、何を、金利を下げねえ〜と、サゲネ〜トドウナルカワカッテルンダロウナ!!」
ドイツ:「ハイ、シタガイマス」
ニホン:「アノヒトオカシインジャナイ、センリョウサレタラ、イヤデもシタガウノガツトメヨ」
田村さんと同じじゃないけど、この人も何か感じちゃったみたいですね。
田村秀男の経済がわかれば、世界が分かる
http://tamurah.iza.ne.jp/blog/
「負け組」のG7、ポスト・ドル基軸体制の展望開けず
東京G7は結局、さきほどのダボス世界経済フォーラムのように、負け組米国グループの閉塞感を引き継いだだけだった。ドルに最も忠実な日本が議長国だったが、ドル体制堅持という方向でまとめられなかった。各国が自国の事情に応じて、という背景である。
金融市場不安というが、実際には、ドルの金融・証券市場の不安という意味で、そのとばっちりを最も強く受けているのがウォール街という炭鉱のバブル・ガス爆発を真っ先に受ける日本株という「カナリア」で、日本はこのまま籠の中のカナリアでいるのか、それとも外に飛び出す決意があるのかが問われていた。籠の中にいるなら、欧州も新興国も足並みそろえてドル市場を守る条件が必要だったが、そんな試みもしなかった。外に飛び出すなら、ドル中心体制に代わる多様な国際通貨体制を視野に入れた議論を提起すべきだったろうが、その気配もない。
日本がドル安定のために打てる手は、とりあえずは利下げで日米金利差を拡大させることなのだが、金利は低過ぎるため、下げても一回かよくて2回で、年0.25%の小幅。この利下げカードは切っても、あとがないので、先を読む市場には響かないこともありうる。そんな事情から、金融政策を動かすなら、日米欧の協調利下げというドラマしかないが、そんな強力な指導力は日米欧のどこにもない。
東京会議のなかで一番のニュースは、今や勝ち組を代表するロシアがG7番外編で、国家投資ファンドが下がり過ぎた日本株への投資に注目していることを強調したことだったろう。日本は国家投資ファンドを取り込むだけの戦略も知略もなく、一番重要な役割を果たすはずの日銀の次期総裁選びの冗長な政治ゲームにだけうつつを抜かしている。
気分なおしに拓郎を!!!
たどりついたらいつも雨降り
http://www.youtube.com/watch?v=JPihM5wHihA&feature=related