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12月26日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000010-san-l18
敦賀原発2号機(敦賀市)で9月に高圧タービン溶接部の傷から蒸気が漏れた問題で、日本原子力発電は25日、メーカーの施工ミスによる低温割れが原因と発表した。運転再開は平成21年2月中旬を予定している。また、11月に業務情報約480件が男性社員の個人パソコンからインターネットに流出した問題で、ウイルスの感染が原因との見解も明らかにした。
原電によると、高圧タービンの溶接部について再現実験などを行った結果、溶接部に水分が残り、溶接金属内に水素が混入した。さらに、溶接後に金属を柔らかくするための熱処理が不十分だった。このため、溶接部5カ所で低温割れが発生した。原電では、同様の部分も含め計59カ所で溶接し直すとしている。また、低圧タービンも調べたところ、2カ所で小さな割れが見つかった。通常、2層で溶接するところを1層で溶接したことが原因で、同様の部分計144カ所で溶接をやり直す。メーカーへの賠償請求については「現在考えていないが、今後の検討課題」としている。
業務情報が流出した問題では、男性社員が業務情報を個人パソコンを使って外部記憶媒体にまとめて記録するために自宅に持ち帰った。記録後は情報を削除したが、パソコン内に自動的に保存されていた。その後、ファイル共有ソフトを経由してウイルスに感染、業務情報482件がインターネット上に流出した。原電では業務情報の持ち出しを平成17年に禁止したが、男性社員の順守意識が低かったとしている。
このほか、同1号機の排気ダクトで腐食穴が見つかった問題で、調査したところさらに5カ所で線状の腐食穴が見つかったため、補修を行った。