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http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/news/news2008/kn081219b.htm
安全審査やり直し要望 再処理工場めぐり3団体
(2008/12/19)
六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場をめぐり、三陸の海を放射能から守る岩手の会、三陸・宮城の海を放射能から守る仙台の会、原子力資料情報室の三団体が十八日、原子力安全・保安院などに対して安全審査のやり直しなどを要望した。
同日、民主党の下田敦子参院議員らが呼び掛け人となり、再処理工場の操業中止を求める三団体と関係省庁との意見交換を参院内で行った。
団体側は、変動地形学の専門家が再処理工場直下に活断層の存在を指摘しているのを踏まえ、安全審査をやり直すよう要求。また、再処理技術が確立するまで工場操業を凍結すべきだと訴えた。
工場直下の活断層について、原子力安全・保安院は「これまでの審議では、確実な根拠を伴う新たな知見は得られていない」との見解を示し、「新しい意見、違った見方も取り入れて検討すべきだ」とする団体側の主張と平行線をたどった。
■関連情報「katsukoのブログ〜 三陸の海を放射能から守るために」
http://ameblo.jp/sannriku/day-20081218.html
民主党の3女性国会議員主催の経産省交渉 今日081218 (速報)
民主党の3女性国会議員主催の経産省交渉071218 (速報)[編集中]
(必ずしも今日の会の内容を時系列に沿って精確に報告しているものではありません。)
”よびかけ人”は、岡崎トミ子さん・下田敦子さん・大河原雅子さんの三人の民主党の参議院議員。
経産省への質問者の主メンバーはわかめの会のBさん、三陸の海を放射能から守る会の永田さん、原子力資料情報室の澤井さん。
回答者として:
*例によって金城慎司氏(原子力安全・保安院 核燃料サイクル規制課 企画班長)
他に、岡崎さんの秘書さんからもらった資料に書いてあった人の名は以下ですが、その全部が出席だったかは不明。
*資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 原子力立地・核燃サイクル産業課長補佐 田岡 卓晃氏 他3名
*環境省の総合環境政策局 総務課 飯野係長
*同省水大気環境局 大気環境課 山根補佐 担当窓口 他3名その他
それから、なぜか以下の原燃社員諸氏:
*土木建築部長 斉藤英明氏
*施設建設部 田中靖久氏
*再処理工場 技術部長 青柳春樹氏
*放射線管理部長 宮川俊晴氏
*東京事務所(副部長) 藤田泰之氏
わたしも三陸の海を放射能から守る岩手の会のおまけとして参加させていただきました。
時間は一時間だけ。
岩手の会の永田さんがあらかじめ提出していらした対経産省質問事項
は数項目あったのですが、渡辺満久教授の指摘をどう扱うべきかについての討論ーーというべきか?ーーに40分以上かかりました。
渡辺教授の評価を採用すると、マグニチュード8の地震が六ヶ所で起こりうることになる。が、経産省が樹てて、それにしたがって”バックチェック”をしているところの耐震基準はマグニチュード6・5程度らしい。
経産省としては渡辺教授の評価を採用すると、”困る”ことになるのでは?
渡辺教授の評価を経産省が採用しない根拠は、わたしには金城氏に何度会ってもよくわからないのですが、ともかく経産省の諮問委員会の中に、ちゃんと渡辺教授が専攻しているのと同じ学問――変動地形学―ーの学者=今泉さんという名前?――がいらして、きちんと六ヶ所の地形ーー段丘だかと地層のたわみだかを評価していらっしゃるのだということでした。
でも評価がその方と渡辺さんとで真っ二つに分かれているというときに、どっちが正しいかということをジャッジする人は誰なのか?それが私の疑問です。
もっと言うと渡辺教授の評価を否定している学者が今泉?さん以外に何人、何十人いようとも、真理は多数決では決まらない。それは神のみぞ知る、なのです。とすると結局は予防原則にしたがって、より大きな地震を起こしうると見ている人の評価を採用すべきだとおもう。
前後しますが、六ヶ所で地震が起こるとなぜ怖いかという基本も永田さんが話してくださっていました。それは、二点。
高レベル放射性廃液が、崩壊熱を発し続けるので、常に冷却しなければならない、が、そのために必要な電気が来なくなったら?廃液はたった14?時間で沸騰するそうです。
それから配管の破断。
どちらも大惨事を招く。
六ヶ所でこんな事故が起こったらというスィミュレーションを高木仁三郎さんがしていらっしゃる、それによると青森・岩手の住民は難民になってしまうのです。そのことを永田さんは強調され、そういうスィミュレーションを経産省なりがしているかを聞かれましたが、ろういうことは要するにしていないということが今日わかりました。
でも絶対安全ということはないのです。
前後しますが今日の会の終わりのほうで、下田さんが、地元青森での動きを紹介してくれました。
@ 弘前大学医学部で被曝医療研究が開始されている。
A 小中学校の保健室?にヨウ素剤が備え付けられた。
渡辺教授の活断層評価の扱い問題については、澤井さんが、議員主催の勉強会に渡辺教授を招聘し、経産省担当官も出席する、あるいは原子力安全保安員の小委員会なりWG(ワーキンググループ)なりに渡辺教授を加えることを提案しますと、絶妙な提案をなさって、とりあえず締めくくられました。
原燃氏からカラーのパワーポイント資料をプリントアウトしたもの数ページをもらいました。再処理に疑問を抱く人たちに説明するために作成したもののようです。最初のほうのページにグラブがあり、三陸の海を放射能から守る岩手の会が、放出放射能が原発の何百倍・何千倍と言っていることに対する反論という意味であるらしい。
単純にベクレルで計算してもらっては困る、原発の出す放射線はベクレル数は小さいが強い、再処理工場の出す放射線はベクレル数は大きいが弱いという内容。でもまさにここが問題なのでは?”弱い”放射線こそが身体への悪影響が強いと考えられる。
生命科学者柳澤桂子さんの『いのちと放射能』だったとおもうのですが、”強い”γ線は瞬間的に身体を貫く。そのときにその”強さ”のゆえに細胞を殺してしまう。死んだ細胞は悪さをしない。が、α線・β線のような”弱い”放射線は、それを発する物質が体内に滞留しているとき、半減期にもよりけりですがずっと放射線を出し続け、それがDNAに損傷を与える。つまり生命活動の在り方の司令室を機能不全に陥れる、それでガンをはじめ様々な身体症状が生じるというのです。その意味で”弱い”からこそ危険だといえる。そこに、原燃氏の資料は全く答えていない。
大変中途半端ですがとりあえず今日のところは どんとはれ!