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2008-12-12 09:04:19
六ヶ所再処理工場:撹拌棒曲り事故で試験中断/澤井@CNIC
溶融炉内で かくはん棒曲がる (11日19:25)青森放送
六ヶ所村再処理工場の高レベル放射性廃棄物をガラスで固める試験で
ガラスを溶かす炉の中に入れたかくはんするための金属棒が動きにく
くなっていたのは棒の先が曲がっていたためと判りました。
日本原燃はきのう、ガラス溶融炉の中にカメラを入れて動きが悪く
なっていたかくはん棒を調べたところ、先端部分がおよそ90度に
曲がっているのが判りました。このため、日本原燃は炉の内部を傷
つけた可能性があるとしてきょう午前、法律に基づいて国と県、
それに六ヶ所村に報告しました。かくはん棒の先が曲がった理由は
まだ判っていませんが、日本原燃は今後、炉の中を詳しく調べて原因
を明らかにするとしています。
しかし、炉の底の部分を調べるためには現在炉の中に残っているガラス
を抜く必要があり調査にかかる日数は不透明です。このため日本原燃が
来年2月としている試運転終了の時期はさらに延びる可能性が強まっています。
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ガラス固化溶融炉の撹拌棒の曲り事故について
澤井正子
高レベル廃液の溶融炉に撹拌用の棒を突っ込むというような考え方は
当初設計にはなく、白金族対策のために慌てて"開発・設置"されたものです。
設備としての十分な実証試験もないまま取り付けられトラブルをより増加・混乱
させる要因ともなっています。
日本原燃がこのような場当たり的な対応しか出来ないのは、ガラス固化体製造
技術が六ヶ所再処理工場においてまさに実験段階であることを証明しています。
高レベル廃液をを安全に確実に扱いガラス固化体をきちんと製造する機能を、
六ヶ所再処理工場の溶融炉は備えていません。ところが日本原燃はガラス
溶融炉の試験運転に技術的に何ら確証を持たないまま、いたづらに操業延期
を繰り返してきたのです。
六ヶ所再処理工場のガラス固化体製造試験は事実上失敗し、高レベル放射性
廃棄物という人類最大の負の遺産を扱うガラス固化設備が全く機能しない
ことが明らかになりました。
六ヶ所再処理工場の稼働を止めなけれならない理由がここにもあります。
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下記サイトでニュースが見れます。(多分12/12夕刻まで)
日本原燃(2008年12月11日)
ガラス溶融炉(A系列)内におけるかくはん棒の曲がりについて
http://www.jnfl.co.jp/press/pressj2008/pr081211-a.html
青森朝日放送
http://www.aba-net.com/news/news003.html?ref=rss
青森放送
http://www.rab.co.jp/cgi-bin/rabnews/news.cgi?mode=show#0