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http://mainichi.jp/area/miyagi/archive/news/2008/12/07/20081207ddlk04040151000c.html
転落事故:女川原発で、作業員2人けが 東北電力またおわび /宮城
東北電力の女川原発3号機の取水路で6日、付着した貝などを除去していた作業員2人が、転落し軽傷を負う事故が起きた。女川原発では2カ月で3度の火災が相次ぎ「社を挙げて」安全管理体制の整備に改めて乗り出したばかり。会見した東北電力は「基本的な(安全の)ルールが徹底されていなかった。火災を発生させ、ご心配をかける中、負傷事故を起こし深くおわび申し上げる」と陳謝した。
同社や石巻署の調べによると、6日午前10時45分ごろ、原子炉冷却用の海水を取り入れるコンクリート製取水路(幅5・4メートル、高さ6・6メートル)で、20代の男性作業員2人が移動式足場(高さ3・7メートル)で路内の貝などを除去中、足場が転倒。2人が転落し腰などに軽傷を負った。50代の作業班長が足場を移動させるためストッパーを解除したため足場がバランスを崩し転倒したらしい。3号機の建屋から約110メートル離れ、放射能漏れなどの可能性はないという。
3号機は先月26日から定期点検中。今回の事故は、県との安全協定に基づく報告義務の対象外だが、県原子力安全対策室の加賀谷秀樹室長は「3度の火災で安全対策に取り組む中だけに、残念」と述べ、女川町議会の佐藤良一・原発対策特別委員長は「末端の作業員まで危機意識が徹底されていないのでは」と不信感をあらわにした。【伊藤絵理子、石川忠雄】
毎日新聞 2008年12月7日 地方版