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12月4日6時13分配信 河北新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081204-00000007-khk-l04
東北電力女川原発1号機(宮城県女川町、石巻市)で11月27日に起きた火災で、燃えたアルミテープが同社の定める火気作業の規定に反していたことが3日、分かった。今回の出火場所は原発内で最も防火基準が厳しい原子炉格納容器内で、規定は「不燃」の防火資材の使用を定めているが、燃えたテープは不燃ではなかった。
11月13日に1号機で起きた火災でも作業員のマニュアル逸脱があった。東北電力は「基本ルールの徹底」などをうたった再発防止対策を策定したが、27日の火災でも再び、ルールが守られていなかった。
東北電力は、火気作業の監視員向け教育テキストで防火資材について規定。燃えにくい順に「不燃」「難燃」「可燃」に分類し、原子炉格納容器内で火気作業を行う場合に使うテープは「不燃」と定めていた。
規定外のテープ使用について同社は「不適切な使用だったが、意図的なルールの逸脱ではない」と釈明している。
火災は、ガスバーナーで鉄製補強材を溶かし切る作業で発生。溶けた鉄が約5メートル下にある仮設足場の防火シートに落下、シートを固定していたテープが燃えた。規定外のテープは燃えたテープだけでなく、火気作業の近くでも使われていた。
燃えたテープについてメーカーは、河北新報社の取材に「可燃物で、高温の溶接作業などでの使用は想定外」と話している。
東北電力はこれまで「テープを張れば難燃状態。使用に問題なかった」と説明。難燃でも規定に反するにもかかわらず、その事実を公表していなかった。