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米社、物置サイズの小型原子力発電機の営業活動を開始(テクノバーン)
http://www.asyura2.com/08/genpatu5/msg/106.html
投稿者 ダイナモ 日時 2008 年 11 月 13 日 08:29:17: mY9T/8MdR98ug
 

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200811121914

【Technobahn 2008/11/12 19:14】物置サイズの小型原子炉を使って小型原子力発電機関の研究開発を進めてきた米ハイペリオン・パワー・ジェネレーション(Hyperion Power Generation)が実際に、小型原子炉「ハイペリオン・パワー・モジュール(Hyperion Power Module)」の営業活動を開始していたことが10日、同社の発表により明らかとなった。

 ハイペリオン・パワー・モジュールは高さが 3メートル弱の円柱状の形をしたもの。米ロスアラモス国立研究所の技術民間移転計画の元で同研究所のピート・パターソン(Pete Peterson)博士が中心となって開発が進められてもので、その後、この技術は米国政府によってハイペリオン社にライセンス提供されて商用化が進められていた。

 ハイペリオン・パワー・モジュールの場合、商用原子力発電施設では必須の炉心冷却のため循環冷却系や発電のためのタービン装置といった機構部分は組み込まれてはおらず、会社側ではまったくのメインテナンスフリーで2万世帯分の電力消費量に相当する25MWの電力を5年間に渡って供給することができると述べている。

 原子炉本体は安全上の対策から完全密封状態で出荷され、地中に埋められることで運用が行われることが前提となっているが、燃料の交換も可能なように設計されており、寿命がきた場合には燃料を交換することで原子炉本体は最大50年間に渡って利用することも可能。また、原子炉本体はメルトダウンなどは物理的に生じない構造となっており、炉心が外部環境に露出するような状況が発生した場合でも、燃料本体が外部に暴露状態になると自然に冷却が進み熱暴走などが生じることもないとも説明している。

 ハイペリオン社では2013年から2023年までに3つの生産工場を使って約4000基のハイペリオン・パワー・モジュールの生産に着手することを予定しており、100基分に関しては既に工業用として国内外の顧客向けに販売契約を結んだ模様だ。

 ハイペリオン社では導入を決定した顧客名に付いては明らかにしていないものの、最初のハイペリオン・パワー・モジュールはチェコのTES社を通してルーマニアに導入される見通しだ。TES社では既に6基のハイペリオン・パワー・モジュールの導入を決定した模様だ。

 ハイペリオン・パワー・モジュールの価格は1基あたり2500万ドル(約25億円)。1万世帯を有する小規模な町が導入した場合、1世帯あたり5年で 2500ドル(約25万円)、1年換算では500ドル(約5万円)を支払うだけで必要な電力の全てをまかなうことができる計算となり、ハイペリオン社では省エネで地球温暖化をもたらすCO2の排出しないエコなエネルギー手段としてこの小型原子力発電機の導入を積極的に売り込んでいる。
 


 

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