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ガソリン:10月に160円台の公算大 原油百ドル割れで【毎日】
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080914k0000m020029000c.html
原油価格の100ドル割れを受けて、ガソリン価格も値下がりしそうだ。石油情報センターによると、9月8日現在のレギュラーガソリンの小売価格(全国平均)は1リットル=174.5円と5週連続で値下がり。原油の下落傾向が続けば「10月にはガソリンは160円台に戻る」(石油元売り大手)公算が大きい。
ガソリンは、8月4日には1リットル=185.1円と、1年前より約40円も高い水準に達した。その後は原油価格の下落を反映し、値下がり傾向が続く。
原油価格が乱高下する中、石油元売り大手ではガソリン卸値の改定方法を見直す。出光興産と新日本石油は現在の月2回と1回の卸値改定を、10月以降は毎週とする。原油価格の変動が従来以上に素早くガソリン価格に反映されることになる。
原材料価格の高騰も一服しそうだ。化学品メーカーのプライムポリマー(東京都港区)は、家電部品などに使われるポリプロピレン、食品用包装材などの原料のポリエチレンの値上げ幅を圧縮、1キロ当たり20円の値上げ予定を同10円とした。同様の動きは他のメーカーにも広がる見通し。家電製品や加工食品などの製造コスト上昇も緩和されそうだ。
ただ、燃料や化学原料の価格水準は依然として高く、食品大手関係者は「企業努力は限界に達しており、価格転嫁はこれから」と話す。燃料費や一部原材料費が下がったとしても製品の値下げに踏み切れる状況にはなく、消費者が原油下落の恩恵を実感できるのはまだ先になりそうだ。
【田畑悦郎、谷川貴史】