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(回答先: Re: 偏狭な民族主義は… 投稿者 kamekameka 日時 2009 年 1 月 16 日 00:09:01)
国の古を慕い、その栄光を楽しみ、もしくは国家の屈辱を悲しむのみならず、よく自国の罪過を感覚し、その逃避せる責任を記憶し、その蹂躙せる人道を反省するは、愛国心の至れるものにあらずや。(中略)我が国の愛国心なるもの、(中略)滔々たる天下歴史に心酔するにあらざれば、悲歌慷慨、外に対して意地を張らんとするに過ぎざるなり。
自ら国家の良心をもって任じ、国民の罪に泣くものはほとんどまれなり。甚だしきはこの種類の愛国心を抱くものを非難するに国賊の名をもってす。良心を痴鈍ならしむるの愛国心は亡国の心なり。これがために国を誤りしもの、古今その例少なからず。
(植村正久「三種の愛国心」『福音新報』明治二九年六月二六日号、『植村正久著作集』1所載による)
批判の余地のある人物のいるのはどこも一緒なわけでしょうね。そこで一足飛びに「半島工作員」などの被洗脳言語が飛び出て来るのは、ネットなんかで知恵を積むことの危うさを感じてしまいます。